インタビュー:パク・ヘジン「チョ・ミンギ先輩を尊敬しています」(上)


 『エデンの東』で人気急上昇中の俳優パク・ヘジンが、11日に開催された「韓流スターズ ガラ・コンサート2009」のスペシャルゲストとして出演のために訪日。インタビューに応じ、『エデンの東』からプライベートまで率直に語った。

 ―デビュー作の『噂のチル姫』では年下のかわいい男を演じていましたが、『エデンの東』ではまったく違う悪役でした。共演者のチョ・ミンギさんがパク・ヘジンさんの演技を褒めていましたが、ご自身の感想は。

 「キャラクターが全く違いました。『噂のチル姫』は最初の作品でしたので、演技がぎこちなかったです。もっとうまく演じられたら良かったのにと思いましたが、当時はそれでもたくさんの方々に愛されて、うれしかったです。『エデンの東』は、最初はプレッシャーを感じていましたし、役柄を演じる上で、たくさん準備をしました。監督や共演者、先輩俳優、台本など、いろいろと恵まれて僕なりに努力した結果、たくさんの方々に愛されたのだと思っています。チョ・ミンギ先輩にはたくさんアドバイスを頂きましたし、先輩がいなかったら、僕が演じたミョンフンはなかったと思います」

―具体的にはどういったアドバイスを受けましたか。

 「せりふの言い回しなどの具体的な演技指導ではありません。僕はチョ・ミンギ先輩に『どう演じればいいでしょうか?』と聞いたことがあります。そしたら、『一つ一つ言った通りに演じれば、まねになる』と言われました。僕が演じる役に対して、僕が感じる以上の感情をより深く教えてくださいました。そういうことが僕が演じるにあたって、とても役立ちました」



―撮影時の思い出を教えてください。

 「悪い記憶というのではないのですが、とても疲れました。夏に冬の風景を撮影するために、出演者全員が冬の格好で感情シーンを撮影しなければいけないとか。それに、撮影前は車の中にいなければいけなかったので、冬の服装で汗がものすごい吹きあふれるほど出てきて、汗なのか涙なのか分からないぐらいでした(笑)。『エデンの東』は本当に忘れられない作品です」

―ドラマなどからは誠実なイメージですが、実際の性格は。

 「普段は、よく誰かにちょっかいを出したり、いたずらしたりしています。一緒に遊んだりするのが好きです。『エデンの東』のミョンフンと似ている点は、子どもを好きなところですね」

―理想としている俳優はいますか。

 「チョ・ミンギ先輩です。俳優として、男として、一家の主として、素晴らしいと思っています。ミンギ先輩のお子さんともお会いしましたが、友だちのように接している姿を見てとてもいいなと思いました。ボランティア活動を共にさせていただきましたが、やる前まではあまり好きではなかったんですが、やってみると楽しい事が分かりました」

―アフリカへボランティア活動に行かれましたね。

 「チャンスがあればずっと続けていきたいです。ボランティア活動というわけではなく、少しだけ関心を持って、愛情を持つことです。僕を見ると彼らは泣くんです。僕が白いから。人はみんな真っ黒だと思っているんです。来年も行きたいです。来年は、学校を手伝いたいです」

東京=野崎友子通信員

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース