11日午後2時、韓流の祭典「韓流スターズ ガラ・コンサート2009」が東京・国際フォーラムホールAにて開催された。
クラシック・スタイルの小さなオーケストラ、室内管弦楽団バラダンの演奏で、歌手Ryu、
Zero、ホン・ジョンミン、JULYがおなじみのOST曲などを披露。Ryuは『冬のソナタ』から「最初から今まで」「マイ・メモリー」など、Zeroは『美しき日々』から「約束」「Good Bye」などのファンがいまだにかたずをのんで聞き入る名曲ほかを歌い、流暢な日本語でのトークも交えた。普通のOSTコンサートとは一味違う、ゴージャスな雰囲気の歌と演奏に、観客は酔いしれた。
そして、この日の注目は、歌ではなく、俳優としてゲスト招待されたパク・ヘジンの登場だった。パク・ヘジンは、今日本で放送中の『エデンの東』のシン・ミョンフン役でがぜん注目度が高くなった期待の若手俳優だ。
ステージでは、『噂のチル姫』『空くらい地くらい』『エデンの東』のハイライトシーンとともにドラマの思い出を語ったり、プライベートVTRが流されたりした。
2006年に『噂のチル姫』でデビューするやいなや注目を浴び、『空くらい地くらい』では主役に抜擢され、ハン・ヒョジュと共演、フレッシュな魅力を全開。そして『エデンの東』では初の悪役に挑戦。出生の秘密やさまざまな葛藤に生きる男を好演し、その評価をますます高めたパク・ヘジンを振り返った。
『エデンの東』でハン・ジヘに迫りひっぱたかれるシーンが流されると、「あれは本当に痛かったんですよ」とほおを触りながら答えたり、見事に割れた腹筋のたくましい上半身裸の写真が出ると「あのころは確かにこうだったけど、今は違います」と言って笑いを誘うなど、4000人の観客の前でも臆(おく)することもなくゆとりのトークを繰り広げた。
プライベートな話題では、「しゃぶしゃぶが好き。ほかにはすし、ラーメン、とんかつなども」「海外に出るために、英語や日本語をもっと勉強したい。どちらかといえば今は日本語のほうができる」などときさくに話した。
現在、写真集の準備中とのことで、その完成にも期待が持たれるが、次回作も非常に楽しみだ。
東京=野崎友子通信員