食べるだけで薬になる「スーパーフード」（下）

（6）緑茶＝ビタミンC以上の効能、アトピーにも効果的

　健康飲料。緑茶に含まれるカテキン成分はビタミンCより20倍以上強い抗酸化力を持つ。虫歯の予防や骨の強化にも効果的だ。抗アレルギー成分を含んでいるため、アトピー皮膚炎の治療にも役立つ。

（7）クルミ＝心臓疾患・糖尿病・がんにずば抜けた効果

　心臓にいい食品だ。繊維質とたんぱく質の供給源。また、マグネシウムや銅、葉酸などが豊富で、糖尿病やがん、心臓疾患に効果がある。

（8）ブルーベリー＝毛細血管を強化、脳機能などを促進

　老化を防止する。ほかの果物や野菜に比べ、5倍以上もの抗酸化物質を含んでいる。ブルーベリーの濃い色合いを出す色素アントシアニン成分は強力な抗酸化作用を持つとともに、炎症を抑える効果もある。毛細血管を強化し、脳機能を促進させるだけでなく、下痢や便秘を改善し、尿路を健康な状態に保つ。

（9）豆＝コレステロールが怖くない、心臓疾患の予防に効果的

　値段が安い上にビタミンが豊富で、脂肪が少なく、優れたたんぱく質供給源。コレステロールの数値を下げ、心臓疾患を予防するのに効果的だ。肥満を予防し、便秘や高血圧、糖尿病にも効き目がある。がんの発病を予防する効果もある。

（10）大豆＝ビタミン・無機質のかたまり、植物性たんぱく質を提供

　ビタミンと無機質が豊富な植物性たんぱく質のかたまり。健康を効果的に改善する植物性エストロゲンが豊富に含まれる。心臓血管の疾患、がんや骨粗しょう症などを予防する。

（11）エンバク＝低カロリーで繊維質が豊富

　穀物の代表選手。カロリーが低く、繊維質とたんぱく質が豊富。マグネシウムやミネラルなどのビタミンが豊富で、ポリフェノール、植物性エストロゲン、ビタミンEのような必須栄養素を含んでいる。

（12）カボチャ＝心臓まひの予防に効果的

　繊維質が豊富で低カロリー。カリウムやビタミンC・Eをはじめ、病気予防に効果的な栄養素が豊富。各種がんや心臓まひ、心臓病などの予防に効果的だ。