食べるだけで薬になる「スーパーフード」(上)

 誰もが健康な人生を送りたいと願っている。

 しかし普段の生活の中で、健康な人生を送るために努力している人は多くはない。健康を当然のことのように考えて生きている人がほとんどだからだ。医師たちが「人々は健康を失って初めて健康の大切さを知るが、そのときになってからでは遅い」と話すのを聞いたことがあるはずだ。そんな考え方を変えなければならない。健康なときこそ、健康を守る習慣を身につけるべきだ。

 一番大切なのはやはり食べ物。ジャンクフードを食べながら健康を願うことはできないだろう。とにかく大切なのは、体によい食べ物を食べること。ここでうれしいニュースを一つ。体によい食べ物は高くなく、手に入れにくいわけでもない。ほとんどわたしたちの身近なところで簡単に手に入れることができるものばかりだ。

 このような食べ物のうち、健康増進昨効果がずば抜けたもののことを「スーパーフード」と呼ぶ。医師であり栄養研究分野の世界的な権威、スティーブン・プレットが整理したリストが世界的に最も有名だ。今日は健康増進に役立つスーパーフードをご紹介する。

 ちょうど新世界Eマートが全国の店舗で5月28日から6月3日まで、「スーパーフード・フェスティバル」を実施。スーパーフードを消費者により広く知らせ、より安く購入できるようにしようという趣旨で企画されたイベントだ。普段より20-30%安く販売されるため、この機会に1度購入してみてはいかがだろうか。



(1)トマト=食べる紫外線防止剤

 トマトに含まれるリコピンは抗がん効果があるだけでなく、紫外線に対する肌の抵抗力を強化する。低カロリーの上、さまざまな栄養素を含んでいる。抗がん作用、心臓血管の疾患にも効果がある。スパゲティを食べるとき、健康を考えて、ホワイトソースではなくトマトソースにするとよい。

(2)ホウレンソウ=スーパーフード、スーパー栄養

 鉄分だけでなくカロチノイド、抗酸化剤、ビタミンK、ミネラル、植物性オメガ3脂肪酸など、さまざまな栄養素を含んでおり、スーパーフードの中でも最高の食品だ。ホウレンソウのカロチノイド成分は白内障の予防にも効果がある。

(3)オレンジ=心臓まひ・脳卒中予防に効果

 慢性疾患の発病予防に効果的なビタミンCの宝庫。かんきつ類に含まれるフラボノイドががん細胞の成長を抑制し、毛細血管を強化してくれる。心臓まひや脳卒中をはじめ、各種病気の発病率を下げる。

(4)ブロッコリー=がんを阻止する緑のパワー

 最高の抗がん食品。乳がんの予防に効果的なイソチオシアナート成分が豊富。ビタミンCや繊維質はもちろん、血液や骨の健康に効果的なビタミンKなど、さまざまな栄養素が豊富に含まれている。

(5)サケ=高血圧を防ぐオメガ3が豊富

 体にいい魚類の代表格。オメガ3が豊富に含まれているからだ。オメガ3は冠状動脈疾患や高血圧の予防に効果的。抗がん効果や高齢に伴う筋肉の委縮などを予防する効果もある。精神分裂病やアルツハイマーなど精神疾患の予防にも効果的だ。

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