今月11日の初放送を目前にしている新水木ドラマ『トリプル』(MBC)。広告会社に勤める3人の男、女子フィギュアスケート選手やコーチを中心に、冷酷な勝負の世界やその中で展開される愛を描く。豪華な出演者、感覚的なビジュアルはライバル作と明らかに違う。
『トリプル』は、2007年ドラマ『コーヒープリンス1号店』のイ・ユンジョンプロデューサーが手掛ける新作として期待を集めている。初のフィギュアスケートドラマ、広告業界をリアルに扱う初めてのドラマとして広く知れ渡ったが、その中心にあるのは、主人公たちの複雑に絡み合うラブストーリーだ。
イ・ユンジョン氏は2日に行われた記者懇談会で、「このドラマはスポーツドラマではない。愛のドラマと思ってもらえばいい」と述べ、「2009年、6人がどのように生きているのか、彼らの愛を見るドラマ」と強調した。
また前作『コーヒープリンス1号店』と比べられることに対してのプレッシャーも正直に打ち明けた。彼は「プレッシャーだ。俳優6人もプレッシャーを感じている。欲はないと思っていたが、たくさんあったようだ」と語った。続けて「何かを一つ下せば、羽毛のように軽くなるというが…。とてもプレッシャーだ。今も。楽しむ気持ちではなく、プレッシャーでいっぱいだ」とコメント。
果たして『トリプル』は『コーヒープリンス1号店』を超えて、若い感覚のロマンスドラマとして再び人気を獲得できるか。前作で際立った俳優たちのアンサンブルや感覚的な演出、興味津々なストーリー展開が今回も見られるのかがカギになるだろう。『トリプル』は『シンデレラマン』の後枠として11日にスタートする。