(3)スライダーを投げるとみんな打たれてしまう
-撮影をしながら大変なことが多かったそうですね?
「大変なんていうどころじゃありません。臨場感あふれる試合のシーンを撮影するため、1球1球すべて全力で投げなければならないし、野球場の予約も大変でした。仁川の文鶴競技場は昨年、韓国シリーズが終わった後、使用することができたのですが、時期が真冬でした。アンダーシャツの上に野球のユニフォームしか着ることができず、とても寒くて…」
-猛特訓のシーンも撮影したのですか。
「もちろんです。絶壁をよじ登るシーンを撮影するため、手の皮がボロボロになってしまいました」
-野球を学びながら、実際に練習試合も経験しましたか。
「10回くらい試合をしたと思います」
-初登板の時の成績は?
「最初の試合は2回までに2点取られただけで、それほど悪くはありませんでした。対戦チームもかなり強いチームだったんですよ。でもその次に四球を取られてからはコントロールがきかなくなってしまい、3回からたくさん点を取られてしまいました」
-降板させられたのですか。
「投手たちの気持ちがよく分かりました。僕はもっと投げたいのに、監督に交代させられた時のあのやるせない気持ち…」
-自信があるのはどんな球ですか。
「カーブとスライダー、直球を投げることができますが、正直、僕のスライダーはほとんど打たれてしまいますね」
(4)60歳になっても俳優をしていたい
「60歳になっても俳優をしていたい」と話すユン・テヨンに、「20歳に戻るとしたら、どんな人生を生きたいと思うか」と質問してみた。
「俳優として10年以上生きた今になって感じることがあります。もっと若いころに、体系的に演技の教育を受けておけばよかったと。
20歳に戻るとしたら、一生懸命演技の勉強をすると思います」