ユン・サンヒョンにオファー殺到


 ドラマ『内助の女王』(MBC)に出演したユン・サンヒョンの株価が3倍近くに跳ね上がった。ユン・サンヒョンのある関係者は「最近ドラマやCMのオファーが相次いでいる。前作とくらべると、ギャランティーが3倍にはなるようだ」と打ち明けた。今回のドラマ1本で、一躍旬のスターになったという証だ。

 しかし、変わったことは何もないというのがユン・サンヒョンの考え。応援してくれるファンが急増したのは事実だが、俳優としての作品選びの原則は変わらないと強調する。「視聴率や比重を意識するよりは、自分がうまく演じられ、視聴者にアピールすることができるキャラクターであれば、いつでも歓迎という原則をこれからもずっと守っていく」という覚悟だ。

 最近、ファッション誌出版社を舞台にしたドラマ『マガジン・アロ』(KBS第2)の出演を検討していたが、事実上編成が取り消しとなったため、ほかの作品を検討する予定。映画出演の提案もあるが、まだドラマ出演に力を入れたいというのが本音だ。「俳優は演技に自信があれば、あえて長く休み、キャラクターを選り好みする必要はない。また前作を意識し、大胆なイメチェンを図ろうとすることも、わざとらしくなるというのがユン・サンヒョンの信念」と関係者は説明した。

 ユン・サンヒョンの高くなった価値は、何よりもCM市場で如実に立証されている。すでにイ・ナヨンとともにアイスコーヒーのCMを撮影、放送されている。浄水器、ラーメン、衣料品系のCMを次々契約し、家電製品ブランドとも話が進行中だ。ドラマでは、クールに離婚するが、CMではソン・ウソンとのカップル提案もあったという。

 『内助の女王』で「ネバーエンディング・ストーリー」を歌い、歌手顔負けの実力を見せると、ドラマ終了後、デジタルシングルアルバムを出そうという提案も多い。所属事務所側は「韓国の歌謡市場は閉鎖的なので、下手にアルバムを出すと、いいイメージを損ない、悪口を言われるのではないかと慎重に考えている」と幸せな悩みを伝えた。

 19日にドラマは終了したが、当分の間『内助の女王』チームと、また個人的に芸能番組も一部こなさなければならない。『ユ・ジェソク&キム・ウォニの遊びにおいで』(MBC)には、『内助の女王』出演者陣一緒に、『夜心萬萬2』(SBS)には単独で出演する。また『内助の女王』が7月に日本で放送されれば、8月か9月ごろには日本で初ファンミーティングも行う予定だ。

 ユン・サンヒョンは20日夜明け、ドラマ終了直後にドラマホームページを通じて、「好きだった女性の本当の幸せを祈ってあげるテジュンの姿はわたしが思っていたテジュンと同じ。たぶん皆さんもそんなテジュンを好きになってくれたのだと思う」とコメント。

 また「超カッコいいテジュン役やテボン役はこれでおしまい。平凡なユン・サンヒョンに戻らなければならないが、皆さんがくださったあふれるほどの愛をそのまま吸収し、今日まではこの気分を満喫したい」と記した。

チョン・ギョンヒ記者
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