俳優チャン・ヒョクが26日午後6時、東京・JCBホールにて「日韓芸術交流イベント~チャン・ヒョク in 熊野古道」を行い、世界遺産である熊野古道を旅したこと、そして何を感じたかなどのトークを繰り広げた。
チャン・ヒョクは「このように熊野古道の広報を勤められることをうれしく思う」とあいさつ。「熊野古道は初めて訪れたが、自分が小さくなった気がして、純粋になれた気がした。ふだん都会では考えられないようなことを考えることができた」と熊野古道を訪れた感想を語った。
熊野古道を旅した時の写真やVTRを見ながらトークの後は、自身のことについても口滑らかに話した。
俳優になった理由について「大学で映画演劇学科に入学して1年の時に、なぜ演技をしたいかという問いに、違う自分になってみたかったと答えた。自分自身は限られた範囲しか経験できないが、演技を通じて他の人物の環境や職業や違った人生を経験することによって、物や人に対する理解が広がっていくのがおもしろいと思った」と話した。
さらに「さまざまな人との出会いもあって楽しくなってきた。子供のころは本も読まなかったが最近は読むようになって、本にも作家の意図があって、読むことによってまたその幅が広がり、それが演技をする原動力になっている」と冗舌に語った。
武術を得意としているが、それについては「武術は演技の手段。武術をやるようになって固定観念やしがらみにしばられていた考え方が自由になっていった。精神や体がリズミカルに調和していくようになった」と明かした。
そして俳優をやっていてよかったと思うことは、との問いに「表現にもさまざまな表現方法があり、それぞれ自分が表現したい何かを持っている。自分は演技で大勢の人に共感してもらえた時、よかったと思う」と答えると、会場のファンからは大きな拍手が起こった。
大いに語るチャン・ヒョクは冗舌ぶりを指摘されると「自分は本来口数が多いほうではない。自分が冗舌になるのは、考えを共有したいと思った時。皆さんと今日は共有したいので、冗舌になっている」と笑いながら話し、終始ごきげんな様子。
トーク後、プレゼント抽選会、シークレットパフォーマンスとして歌を2曲披露。最後にはじゃんけんで勝ち残った約100人のファンと写真撮影を行い、ファンとたっぷりと交流を図った。
なお、この日の収益の一部が日本イコモス国内委員会を通して世界遺産活動の支援にあられるとのことで、その目録がイコモス日本委員会に渡された。それに対し、イコモス日本委員会よりチャン・ヒョクに感謝状が贈呈された。
東京=野崎友子通信員