-しかし、自ら「演技のマンネリに陥った」とも言ってましたよね。
「マンネリというのは、どんな分野でも同じだと思います。CMのイメージに慣れてきているというのは、胸が痛む部分です。起きて、また起きて立ち上がれば違うものが出てくるものです。今日が過ぎ、明日が来るように、感情の幅を広げていけば、また表現することができる役柄も多くなると思います」
-「結婚説」に「携帯電話不正コピー事件」など、ニュースも絶えませんでしたが。
「芸能人、有名人として、“悲しい、辛い”と嘆きながら生きたくはありません。なぜそんなところにエネルギーを使わなければならないんですか。“携帯電話不正コピー事件”も、それ一つで芸能界のイメージダウンになるのではないか、そのことだけが心配でした。ご存じだと思いますが、あのときわたしの再契約について、人々の関心が注がれていたのは事実じゃないですか(チョン・ジヒョンが記者をちらりと見つめた。チョン・ジヒョンの手振りが大きくなった)。どんな人でも、その人の言葉を信じるのではなく、その人の行動を見て判断しなければならないと思います。皆さん心配してくれましたが、無事に解決しました。ただエンターテインメント、芸能界によくないイメージが生じたことについて、わたしにも責任がありますが、それが残念です」
-マネージメント会社のサイダス側が管理する「イメージ商品」という評価もあります。
「女優歴(11年)のわりに、さまざまな姿を見せることができなかったことについては反省しています。イメージに対する誤解や偏見もありますが、それを解消するには、早くいい作品で皆さんの前に出なければと思います。“女優”として死ぬまで演技をしたいという欲があります」
-原作を見ましたが、イメージがかなり似ていますよね。
「そうでしょ! 監督やスタッフが原作アニメと同じイメージで、原作に沿った演技を要求したんです。
皆さん、その役にとても合っていたと評価してくれました」