母子の愛が呼び起こす感動が、お笑いで完全武装したバラエティー番組を圧倒した。
シングルマザー、チェ・ジョンミさんの深い母性愛を紹介したMBCヒューマン・ドキュメンタリー『愛』の「大判焼きママ編」が、『コメディー・ショー喜々楽々』(KBS第2テレビ)や『親友ノ-ト』(SBS)を退け、視聴率争いでトップに立った。
8日放送された「大判焼きママ編」は視聴率12.6%(TNSメディアコリア調べ)をマーク。一方、同時間帯に放送された『コメディー・ショー喜々楽々』は9.1%、『親友ノ-ト』は9.4%で、3ポイント以上も差をつけられた。
『愛』は今月1日にスタート。初回は女優ソン・オクスクの養子受け入れを紹介した「4番目のママ編」が11.2%で同時間帯視聴率1位、8日は2週連続の1位だった。
「大判焼きママ編」では、末期の胃がんを患いながら二人の子供ウンソちゃん(8)とホンヒョン君(6)を育てるため、大判焼きの屋台で生計を立てるチェ・ジョンミさんを取り上げた。母親だから人生をあきらめるわけにはいかないというチェさんの母性愛、幼いながら、ろくに食事もできない母親を心配する子供たちの愛を感動的に描いた。
放送直後には、同番組公式サイトの掲示板にチェさん一家を励まし、「感動した」と称賛する書き込みが相次いだ。