ソウル市が1年10カ月にわたり進めてきた「盤浦漢江公園造成および虹の噴水設置工事」が完工した。これによりソウル市は漢江公園を市民に開放し、盤浦大橋の虹の噴水を稼動した。
「盤浦漢江公園」は、市民にとって漢江がより身近な存在になるようソウル市が進めている「漢江ルネッサンス」の最初の事業だ。
新しくオープンした盤浦漢江公園の名物「月の光虹の噴水」は昨年12月、世界で最も長い橋梁噴水としてギネスブックにも登載された。盤浦大橋570メートル区間の両側にノズルを設置し、水中ポンプで引き上げた漢江の水を20メートル下の水面に向かって噴出する。昼間は噴出する水で、揺れる柳など100種以上の形状を作り出し、夜には200個の照明で虹色の噴水に変身する。
盤浦大橋の南端と北端の漢江公園には、「月の光虹の噴水」をはじめ、漢江を眺められる人工の丘、野外舞台、月をモチーフにした月の光広場などが誕生した。また、盤浦大橋の下にある潜水橋の4車線中2車線を閉鎖し、代わりに自転車専用道路と歩道を作り、市民が利用しやすいようにした。潜水橋には7カ所にテラス式の接続デッキも設置され、市民は漢江をより近くで眺めることができるようになった。
このほか、盤浦地区上流側の蚕院地区との境界部にはインラインスケート広場やサッカー場、バスケットボールコート、公園などが作られ、家族で楽しむことができる生態観察園もできる予定だ。9月に汝矣島、トゥクソム、蘭芝地区の漢江公園造成事業が順次完工すれば、漢江ルネッサンスの第1次事業が完了する。
◆盤浦漢江公園
住所:ソウル市瑞草区新盤浦路73-1
ホームページ:http://hangang.seoul.go.kr/park/p_info_banpo1.html
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