キム・レウォンが日本ファンミ開催、ピアノ演奏も披露


 俳優キム・レウォンは25日、東京・渋谷C.C.Lemonホールにてファンミーティング『KIM RAE WON FAN MEETING 2009 「Heart to Heart」』を開催した。

 キム・レウォンは約1年ぶりの訪日で、また年内に入隊が予定されていることもあり、チケットは即日完売。変わらぬ人気を証明した。

 ファンミのオープニングは日本のファンのために、映画撮影の忙しい合間を縫って、3カ月間毎日練習したという久石譲氏の「BALLAD」のピアノ演奏を披露。演奏が終わると少し照れながらあいさつし、「ピアノ演奏中は緊張のあまり、指が震えてました」と語った。

 毎回趣向を凝らしているキム・レウォンのファンミだが、今回は自身の家に招待するという演出で行われた。トークでは本物の自宅リビングの写真が公開された。庭やリビングに点在する立派な彫刻は、母親の作品だという。「偉大な母です。なぜかというと、自分の作品を僕に買ってくれと言ってきたからです」と話すと、会場は笑いの渦に包まれた。

 続いての写真はコレクションのウォーターボールの数々。長年集めてきたというウォーターボールには特別な思いがあり、揺らして眺めていると心が安らぐそう。また今までに受賞したトロフィーの写真など、その日常を感じることができた。

 そして、ファン待望の最新主演映画『仁寺洞スキャンダル』の話題に。氷点下18℃の水の中に入るシーンが大変だったエピソードに触れ、「ホント一番寒い」と当時の苦労を語った。この日は予告編のほかメーキング映像も上映され、迫力ある演技の裏側に和やかな撮影のひとときが垣間見え、ファンを喜ばせた。

 メーキング映像の上映中に舞台から一度姿を消したキム・レウォンは、2階席から再登場。ひまわりの花をプレゼントしながらファンたちにあいさつ。続いて主演ドラマ『食客』の映像放映の後、今度は1階席後方からも再び登場し、会場は興奮のるつぼに。もみくちゃにされながらも、ファン一人一人にとびっきりの笑顔を投げかけていた。


 そして『食客』の挿入歌で、自身がOSTにも参加した「新しい世界」を日本で初めて披露。会場の熱気はさらに上昇し、トークでは『食客』の裏話や好きな料理の話も飛び出した。

 クイズ大会などでファンとさらに触れ合い、盛り上がり、ファンからはZARDの『負けないで』が大合唱のプレゼント。キム・レウォンは「ありがとうございます。皆さんの愛が伝わりました。わたしも皆さんを愛しています」と感謝の気持ちを伝えた。なおこの歌声は、CDにしてキム・レウォンへプレゼントされたという。


 最後に、2000人のファンへ感謝の気持ちをこめた手紙の朗読で、「キム・レウォンは、幸福な人間です。皆さんがいるから、幸福な人間です」と語りかけた。そしてアンコールで自らが日本のファンのために歌いたいと提案した『仁寺洞スキャンダル』の挿入歌「今日は」を熱唱し、幕を下ろした。

 一方、キム・レウォンとオム・ジョンファが主演を務める『仁寺洞スキャンダル』は4月30日に公開される。そして5月23日にはソウルでキム・レウォンスペシャルファンミーティングが開催されるが、その際には『仁寺洞スキャンダル』が日本語字幕付きで上映されるとのことだ。

東京=野崎友子通信員

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