高陽は今、世界の花でいっぱい=国際花博

 3年に1度開催される「2009高陽国際花博覧会」が4月23日から5月10日まで、京畿道高陽市の湖水公園一帯で開催されている。

 今回のテーマは「オンヌリコンヌリ(みんなで花を楽しむの意)」。11万2000平方メートルの会場全体がたくさんの花で埋め尽くされている。特に今回の博覧会は、希望館、喜び館、幸福館など展示館がはっきり分かれており、それぞれ個性あふれる内容になっている。そのため自分の好みに合わせて観賞することができる。



◆屋内展示館

 韓国の花の美しさをたっぷりと味わうことができる。15カ国が参加する国家館には、世界の花に出会うことができる希望館(6000平方メートル)を設け、国内外の参加企業がビジネスをできるよう、特別に交易の場も設けている。今回の博覧会で初めて登場した国家館では、アフリカのマダガスカルなど普段はなかなか接することのできない15カ国が参加し、各国別に国花と文化を紹介する。

 希望館内の特別展示館には、蘭展示館、新品種展示館、世界香り館などがある。ここには世界中から集められた約300種類の蘭が展示されており、蘭の自生地や生態を学習することができる。また、マサイ族の戦士の盾の形をしたアフリカ自生蘭も見物できる。さらに、韓国の技術により専門家が開発したバラ・シクラメン・カーネーションなどを最高のフローリストが演出し、韓国の花の素晴らしさを紹介する。アジサイやユリ、ラナンキュラス、カラーなど、韓国でもよく見られる20種の花2000本の甘い香りに包まれながら、館内を観賞できる。

◆テーマ展示館


 春の暖かい日差しを浴びながら歩く屋外展示場には、家族・恋人・友人同士で楽しむことができる展示・体験空間が設けられている。A区域とB区域に分かれており、どちらから観賞してもよい。

 A区域の場合、樹木に囲まれた滝と洞窟がある洞窟滝(290平方メートル)、太陽の光を受けて輝く7色のシャンデリア噴水やウォータードリームなど、見事なオブジェが飾られたウォーターガーデン(419平方メートル)は一見の価値あり。高さ15メートルに20万本の花が飾られたオブジェは、五つの花びらが空高く舞い上がるような形をしており、夜になると、照明の中で花が咲いているような錯覚に陥る。

 B区域は、A区域より小さく可愛らしい展示物でいっぱいだ。マジックミラーやアクリルの鏡などが設置された迷路庭園(950平方メートル)では鏡の迷路を体験できる。名作童話『不思議な国のアリス』の登場人物をモデルにしたウサギの「トピオリ」や大型の遊び場「ミステリー・ウッド」のある家族庭園(700平方メートル)では、家族で花道を歩きながら、子どもたちに話を聞かせたり、楽しい遊びを想像することができそうだ。


 このほか、盆栽280種や薬用植物90種、120種もの多様な植物を用いて韓国伝統の庭を演出した自生花館(427平方メートル)、映画『バッドマン』『スパイダーマン』『タイタニック』『風の丘を越えて‐ソピョンジェ(西便制)‐』の主人公をモザイクカルチャーで演出したシネマ庭園(350平方メートル)、チューリップやアリウム、アマリリス、ヒヤシンスなどが華やかに咲いた球根園(400平方メートル)も必見だ。

キム・ギョンウン記者
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