26年間米国で育ったイ・フィリップは、韓国に来て3年目。米国で生活したという点は、劇中の人物とそっくりだ。米国生活が長く、韓国語が上手くない、という大衆の認識が強いのは事実。しかし、イ・フィリップは20日放送分で、見事な韓国語と繊細な内面の演技を繰り広げ、好評を得た。それだけでなく、自分の魅力を発揮できる英語のセリフで、女性のハートもキャッチした。
普段から努力型として知られるイ・フィリップは、自分に足りない部分を補っていく前向きな性格の持ち主として、知人たちの間で定評がある。『太王四神記』出演当時に比べ、韓国語の実力がアップしたことも、イ・フィリップの性格を反映している。
イ・ビョンホン、チョン・ジヒョン、Rain(ピ)や、ハーフのダニエル・ヘニーなど、韓国の俳優のハリウッド進出が普遍化している今、イ・フィリップは次世代のハリウッド進出俳優に挙げられている。イ・フィリップは米ジョージ・ワシントン大学大学院を卒業した。ほかの俳優に比べて西洋的な容姿、言語、文化的要因を考えたとき、競争力を備えた人物として評価されるためだ。
「チャンスが与えられればハリウッドに進出したい。このドラマを通じて僕の魅力を十分発揮し、ハリウッド進出のチャンスをつかむきっかけになるよう、最善を尽くすつもりだ」
イ・フィリップは『ザ・スリングショット~男の物語~』で新境地を開拓するという目標に、少しのためらいもなかった。イ・フィリップは「ト・ジェミョンはさまざまな魅力を持っている人物。面白くて、ダイナミックなキャラクター。さまざまな姿をお見せしたい」と語った。