昨年の夏、アン・ジェファンさんがこの世を去った。チョン・ソニは結婚から10カ月で夫を失い、アン・ジェファンさんの遺族は愛する一人息子、そして弟を失った。しかし現在までチョン・ソニとアン・ジェファンさんの遺族の間の溝は埋まらないままだ。
アン・ジェファンさんの姉アン・グァンスクさんが女性朝鮮のインタビューに応じ、遺書全文を公開し、悲痛な心情を語った。
アン・グァンスクさんは「巷ではアン・ジェファンの家族がチョン・ソニを苦しめていると言われているが、私たちはまだジェファンの死に疑問を感じずにはいられない」と切り出した。
また、「ジェファンは死ぬ3カ月前、突然嫁と一緒に家を出た。そして冷たい遺体になって帰ってきた。家を出た後の3カ月間は、電話はもちろん、顔を見ることもできなかった。車の中で死んでいたが、それまでどんなことがあったのか、最後まで一緒にいたチョン・ソニに聞いてみたいが、チョン・ソニは私たちを避け続けている」と語った。
「私たちはジェファンがヤミ金業者に借金していたことをまったく知らず、葬式のときにチョン・ソニから初めて聞いた。当時、チョン・ソニが『ヤミ金を社会問題化して葬ってみせる』と言った」と主張した。
「監禁・ヤミ金・拉致という言葉もすべてチョン・ソニの口から出たもの。すべての真実はチョン・ソニが知っている。毎晩、夜空を見上げながら、ジェファンに『どうか真実を言ってくれ』と語りかけている」と話した。
アン・グァンスクさんは遺書にも謎があるという立場を示し、4枚の遺書を公開した。アン・グァンスクさんは「故人が直接書いてはいるが、何者かに脅迫されて書いたようだ」と主張している。
アン・グァンスクさんは「どこにも借金に関する話は書かれていない。特に最後の1枚は誰かに脅迫されたかのように乱暴な字で書かれている」と主張した。
また、「昨年9月8日は私たち家族全員が死んだ日。母はひどいうつ病で精神科に通っており、私は日本で経営していた店を閉めなければならなくなった」とした。
アン・グァンスクさんは「父はたとえチョン・ソニがジェファンを殺したとしてもすべて許すから、どうか一度会ってほしいと言っている。それが私たち家族全員の思い」と心境を語った。
チョン・ソニは今月13日、7カ月ぶりに『チョン・ソニのラブFM』のDJとして芸能活動を再開した。放送終了後、記者に会ったチョン・ソニは「活動再開についてはとても悩んだし心配もした。この7カ月間、1日が1年のように長かった。時間はなかなか過ぎていかず、息のつまるような出来事が多かった。マイクの前にもう1度座ることができるとは思っていなかった」と語った。