インタビュー:ハン・イェスル、米進出の行方は?(下)



-キーファー・サザーランドと会う前、トム・クルーズにも会ったが。

 「それもラッキー。大好きな俳優だし、(米国版で同じ役を担当した)リース・ウィザースプーンも好き。こんなすてきな俳優たちと一緒にプロジェクトに参加できるなんて、本当に幸せ。パーティーの後、カメラマンからトム・クルーズと一緒に撮った写真をもらったのだけれど、わたしがあまりよく写っていなくて残念だった」

-ハリウッド進出のうわさが後を絶たないが。

 「話を進めている作品はあるが、まだオーディションを受けてはいない。インタビューを撮ったものを米国側に送った。チャンスが与えられるなら、何にでも挑戦してみたい。オーディションも受けてみたいし、落ちてもがっかりせず、努力し続けるつもり」

-女優として1番大変なことは?

 「プライベートでは、孤独なことが1番辛い。仕事の面では、作品を終えた後の空白期が辛い。感受性だけはそのまま残っているため、早くほかのことで解消したいという気分になる」

-インターネットでファンの書き込みもチェックしているか。
 「ネットの書き込みはよくチェックをする方。いいことがあった時は思い上がることのないように、自分の足りない部分を指摘する書き込みを読んで、自分を鍛え、奮起させるため。もちろん傷付くときもある。でも、たった一人でもわたしを応援してくれる人がいるなら、それだけでいいと思っている。アンチファンの方々の厳しい書き込みもあるけれど、特に気にしないようにしている」

-いつも明るいあなたでも元気をなくすことがあると思うが。

 「俳優は表面上は元気そうに見えても、心の中には傷や悩みを抱えているもの。誰でもそうだと思う。わたしも明るい面もあれば、暗いところもある。そんなときは自分の存在理由、頑張らなければならない理由を考える。わたしの周りの人たちを傷付けたくない。大好きだから傷付けたくない人たちがいる。それはわたしの家族」

-女優ハン・イェスルが進むべき道とは。

 「いい作品を選んで、一つずつ確実にやり遂げたい。女優としてはまだ経歴が足りない。いい作品で少しずつ経歴を積むのが1番大切なこと。慎重でありたいと思う。作品を見る目も女優の能力の一つだから。簡単に考えてはいけない。

期待が高いほど、より慎重になるようにしている」

キム・ヒョンロク記者
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