インタビュー:ハン・イェスル、米進出の行方は?(上)


 ハン・イェスルは活力に溢れていた。ドラマ『いかさま師~タチャ』(SBS)を終えた後、次の作品を探していたハン・イェスルが、3Dアニメーション1編を引っさげて登場した。その作品とは、ドリームワークス制作の3Dアニメーション『モンスターVSエイリアン』。

 ハン・イェスルは米国版でリース・ウィザースプーンが声を演じたヒロイン「スーザン・マーフィ」を担当する。はつらつとした元気な声が、ハン・イェスルにピッタリだという。ドリームワークスのジェフリー・カッツェンバーグ最高経営責任者(CEO)は「見事な声。ハン・イェスルと直接会ったら、声と同じくらい美しい人だった」とたたえた。

 最近ハリウッドと縁のあるハン・イェスル。映画のプロモーションを兼ねて韓国を訪問したトム・クルーズのパーティーに参加したほか、ジェフリー・カッツェンバーグ氏とともに来韓したキーファー・サザーランドにも会った。ハン・イェスルはキーファー・サザーランドが主演したドラマ『24』のファンで、DVDにサインまでしてもらい、大喜びしていた。

 「キーファー・サザーランドにトム・クルーズまで…本当にラッキーです!」

-初めて声優に挑戦した感想は?

 「オーディションのような収録をした時は、特にプレッシャーはなかった。でも出演が決定し、最初の声入れをする時になって突然ものすごいプレッシャーを感じた。動き回るアニメの登場人物に声を合わせるのは、思ったよりはるかに難しかった。『大変なことをしてしまった。一巻の終わりだ』と思った。最初の二日間は慣れるために必死で、その後の収録の時にかなり手を加えなければならなかった」

-どんなオーディションだったのか。

 「米国から送られてきた映像クリップに合わせて声を入れるというものだった。本社で断られる可能性もあった。すべての作品に『NO』と言われる可能性がある。これまで仕事をしてきて、そのような反応にも慣れている。今回、この作品に参加できるチャンスが与えられたということだけでも大きな幸運だった」

-キーファー・サザーランドに会った感想は?

 「サインまでしてもらった(笑)。控え室に『24』のDVDを持って行ってサインをしてもらい、写真も撮った。この仕事を始める前から『24』のファンだったと話したところ、自分がとても年を取ったように感じると言っていた」

-このほど、米国の映画専門誌バラエティーが「アジアの旬な俳優」の一人にあなたの名前を挙げたが。

 「ラッキー! 本当に何ていうか…宝くじに当選したような気分というか…。その話を聞いて、インターネットで確認してみた。今年はわたしにとって、とてもいい1年になるような予感がした。 所属事務所を変え、悩みも多かった。でも、悪いことがあれば次にはいいことがあるもの。また、いいことがあれば悪いこともある。

厄払いだったと思えばいい」

キム・ヒョンロク記者
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