『花より男子』(KBS第2)が独走していた月火ドラマ。今後ポスト『花男』をめぐって激しい三つ巴戦が繰り広げられる。『花男』の壁に遮られたものの、善戦を続けてきた『内助の女王』(MBC)と『自鳴鼓』(SBS)に新ドラマ『男の物語』が加わり、新しい幕が開ける。
ロマンチック・コメディーのジャンルという点で、『花男』のカラーと最も似ている『内助の女王』は、『花男』の主な視聴層である女心を捉えることができるという点から、相対的に自信を見せている。
「花男シンドローム」の中でも、こつこつと視聴率を上昇させていたという点を強調し、来週から本格的に打って出ることができるだろうと自信を持っている。ヒロインのキム・ナムジュとイ・ヘヨンはもちろん、オ・ジホやユン・サンヒョンなど男性俳優たちも既存の柔らかいイメージを壊し、コミカルな演技を繰り広げ、多様な笑いのポイントを作り出している。
『自鳴鼓』側は「本当の勝負はこれから」と覚悟を新たにしている。
100億ウォン以上の莫大な制作費を投入したが、伏兵『花男』の牙城にぶつかって崩れ、内心穏やかではなかった。『花男』終了の時期に合わせ、子役シーンからチョン・リョウォン、パク・ミニョン、チョン・ギョンホ、イ・ジュヒョンら大人の俳優に場面が引き継がれ、視聴率上昇の好期を迎えたと喜んでいる。
『男の物語』は、『花男』の後枠という心強いバックを持ち、出発点に立った。
不況の影が濃くなった時代に、お金を題材に持ってきたので、過去『銭の戦争』のような大ヒット神話を作ると意気込んでいる。パク・ヨンハとキム・ガンウ、二人の男の善悪対決や、セクシーなイメージが強かったパク・シヨンのさわやかな演技変身などが早くから話題を集めてきた。
業界は、しばらく三つ巴戦の状態が続くものと予測している。
『内助の女王』はジャンルの特性上、かなりの主婦層を確保するものと見られ、『自鳴鼓』と『男の物語』は時代劇や男性ドラマという点から、男性層を二分する可能性が高い。
しかし、『花男』のような高視聴率を得るためには、3つのドラマはすべてに超えなければならない課題がある。『内助の女王』は、いわゆる“おばさんドラマ”なので、未婚女性たちのハートをつかむには限界がある。『自鳴鼓』や『男の物語』も、若い女性たちが好むような面白くて感覚的なストーリー展開とはかけ離れているように見える。
老若男女問わず、幅広い年齢層のハートをつかむことができるドラマだけが、『花男』のバトンを受け継ぎ、月火ドラマの王座を獲得することになるだろう。