インタビュー:キム・ソンス「デビュー当初は自己嫌悪に陥った」(上)


 「大人の男」の魅力で人気のイケメン俳優キム・ソンス。モデル出身だけあって、背はもちろん、手足が長い。高視聴率で好評を博したKBSドラマ『愛しの金枝玉葉』の撮影を終えたばかりだ。「キム・ソンス ジャパンオフィシャルファンクラブ~Team Sung Su~」(http://www.kimsungsu.jp)の初ファンミーティングのために訪日したキム・ソンスにインタビューした。

― ドラマ『愛しの金枝玉葉』でシングルパパを熱演されていますが、このドラマを選んだ理由を教えてください。

 「今までにやったことのない人間味に溢れるキャラクターでしたので出演を決めました。家族ドラマというのも惹かれた点ですし、シナリオ作家も有名な方ですし、共演者もりっぱな方々でしたので」



― 50話という長いドラマですが、演技をする上で、ミニシリーズと違う点はありましたか。

 「ミニシリーズは3~4カ月の撮影期間ですので、肉体的に楽なところもありますが、このドラマは9カ月もの撮影でしたので、長期間息を合わせるという努力が必要になってきます。そして家族ドラマというのは、本当の家族のように見せなければいけませんし、持久力が大切になってくると思います」

― 撮影現場の雰囲気はどんな感じですか?エピソードがありましたら教えてください。

 「今回の共演者は初対面の方ばかりでしたが、どこへ行くのも一緒、食事も常に一緒にとっていましたので、家族のような雰囲気で撮ることができました。出演者は20人くらいでしたが、お互いを知ることができましたし、いい先輩、いい後輩の関係が築けたのは長いドラマの良いところですね」



― モデルから役者になり、演技をしていて悩んだりした時期などはありますか。

 「デビュー当初、『愛してると言ってくれ』は、演技が専門ではなかったのですごく大変でした。なぜ僕はここまでしかできないんだろうなどと自己嫌悪に陥ってしまい、演技の後、涙を流すこともありました。経験を重ねてきましたが、演技は難しいものだと思いますが、今は難しいと認めたうえで、もっと良い演技を見せようと努力をしようというそんな気持ちになったので精神的に気楽になったと思います」

―『BAD LOVE~愛に溺れて~』で、イ・スファン(キム・ソンス)は死んでしまいますが、死ぬ運命でなければナ・インジョン(イ・ヨウォン)への愛を貫いたと思いますか。

 「自分だったら愛を貫いたと思います。あのような愛は怖いことだと思いますが、そのような状況になってしまった以上、貫いたと思います」



東京=野崎友子通信員

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