自殺したチャン・ジャヨンさんが所属していた事務所のキム代表は日本に滞在しており、事実上、帰国を拒否する意向だという。
これは、SBSが27日に報じたもの。SBSは「キム代表は警察と電話で話し、家族を代理人にして、チャンさんを担当していたユ・ジャンホ元マネージャーの告訴を進めるという意向を明らかにした」と伝えた。
キム代表の弁護士はこの日、「(自殺前にチャンさんが書いたとされる)文書の内容についてはすべて否定するという見解」とし、「文書に記載されている方々についても、ほとんどがよく知らない人たちだと言っていた」と述べた。
キム代表は昨年12月2日に「90日の短期滞在資格」で日本に入国、現在も日本に滞在している。入国日から90日間の滞在が可能なため、計算上は今月4日が期限になる。
ところが、滞在中に日本からタイに出国し、再び日本に入国したため、再入国日から90日間の滞在が可能になり、6月1日まで日本にとどまることができるという。日本に滞在していたキム代表はいったん1月16日にタイに渡り、パスポートを更新した後、3月4日に再び日本に戻っていた。
この時、有効期間5年間のキム代表のパスポートは、期限まであと8カ月という状態だった。
キム代表は当時、労働基準法違反容疑により裁判中で、当初は「身元確認保留」と判断されたが、三日後の1月22日に適合判定を受け、新しいパスポートを発給された。警察がキム代表について手配事項・起訴中止・裁判中かどうかなどを確認したところ、「裁判中」という事実が発覚し、一度は「身元確認保留」として処理されたが、最終確認の結果、罰金刑が宣告される略式起訴事件だったとのことで、パスポート期限が延長できたようだ。
警察が適合判定を出したのは、キム代表がモデルに対するセクハラ容疑で手配された2月9日の約20日前だったという。
警察は、日本の警察当局に所在の確認を要請する一方、強制送還し直接取り調べるかどうか検討している。