ご飯がすすむ懐かしい味「カンテンジャン」

 今どきの若者たちが田舎のおばあちゃんが作ってくれるような「カンテンジャン(韓国味噌に各種野菜を加えて煮込んだもの)」なんか好きなはずがないって? とんでもない! 会社にお弁当を持参する人が増えている今日このごろ、ぜひ1度、カンテンジャンをお弁当のおかずにしてみてほしい。傷みにくい上に、テンジャンの塩気が食欲を倍増させるはず。食欲のない朝も、熱々のご飯にカンテンジャンをさっと混ぜて食べれば、あっという間に平らげてしまうだろう。カンテンジャンは美味しいだけでなく、ヘルシーな健康食でもある。



◆カンテンジャン・サムパプの作り方

 やや固めに炊いたご飯にごま油を加えて交ぜる。サム(ご飯を包んで食べる野菜)用にフダンソウとキャベツをさっと湯でて冷水にさらし、水気を切る。サンチュは真ん中の芯の部分を取り除く。キムチは葉の部分を準備する。ネギ、ニンニク、ズッキーニ、タマネギ、青唐辛子、シイタケを刻む。熱した鍋にごま油を敷き、タマネギ、ズッキーニ、シイタケの順に入れて炒め、半分程度火が通ったらテンジャンを加え、さらに約3分炒める。青唐辛子、ネギ、ニンニクを加え、弱火で10分ほど煮詰める。このカンテンジャンをサムの真ん中に乗せ、ご飯を包んで召し上がれ。

◆美味しく作るコツ

(1)包んで食べるときは野菜の裏面、すなわち芯が飛び出ている面を上にして包む。そうすると、包んだときにツルツルした面が外側にくるので食べやすい。

(2)辛いのが好きな人は、粉唐辛子を大さじ1杯加える。

(3)もっと味を濃くしたければ、カンテンジャンとご飯を交ぜてから野菜で包んで食べる。

キム・ソンユン記者
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