自殺したチャン・ジャヨンさんが所属していた事務所「ザ・コンテンツ・エンターテインメント」旧本社ビル3階にあるスイートルーム内部が23日、不動産業者により公開された。
20日にこのビルの1階にあるワインバーの内部の様子が伝えられてから二日後のこと。3階建ての同ビルは、極秘接待などさまざまなロビー活動が行われた場所といわれている。
ザ・コンテンツのキム代表(40)はこのビルを2005年7月に購入、翌年1月にバーをオープンした。開店パーティーでは、所属事務所のタレントらをモデルにしてファッションショーを行った。
このビルは1階がワインバー、2階がオフィス、3階がスイートルームになっている。キム代表自身が経営していたワインバーには、政財界の人物はもちろん、報道関係者らが来店、VIPは3階のスイートルームに案内され、極秘にロビー活動が行われたとされている。スイートルームは07年10月に増築された。
ソウル市江南区三成洞にあるこのビルは、03年に連続殺人犯のユ・ヨンチョル死刑囚が女性を殺害した場所に建てられたという。時価は40億ウォン(約2億7000万円)台とのことだ。
一方、警察は同日午前零時30分から3時30分までの3時間に、キム代表が所有するこのビルで家宅捜索を行い、コンピューター1台をはじめ44品目、計201点を押収、詳細を分析している。