日照権:チャン・ドンゴンがイム・チャンジョンに敗訴


 俳優チャン・ドンゴンは、歌手で俳優のイム・チャンジョンとの日照権をめぐる裁判で敗訴した。

 ソウル中央地裁が21日に明らかにしたところによると、チャン・ドンゴンや歌手チェ・ソンスらソウル市瑞草区蚕院洞のマンション所有者15人は、イム・チャンジョンら13人を相手取り日照権をめぐる損害賠償請求訴訟を起こしたが、原告敗訴の判決が出た。

 イム・チャンジョンらはこのマンション近くの建物を壊し、2007年3月から新築工事を開始。この工事が終わると同時にチャン・ドンゴンらは日照権侵害などを理由に880万ウォン-8300万ウォン(約60-570万円)の賠償請求訴訟を起こしていた。

 ところが地裁は、「日照権や眺望権の減少が環境権の侵害・公害・騒音などとして他者に被害を与える場合において、今回の被害の程度は互いに耐え得る“受認限度”を超えたとは判断しがたい」と述べた。

 地裁は「チャン・ドンゴン氏らが所有しているマンションの各部屋は北西側と南東側に窓があるが、新築されたビルは比較的小さい南東側の窓の日照量に影響を与えるだけ」と判決理由を述べている。

 以前、地裁は今は亡きチェ・ジンシルさんらがイム・チャンジョンらを相手取り起こした日照権訴訟でも、原告敗訴の判決を出している。

チョン・ヒョンファ記者
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