『息もできない』が大ヒットの兆し

　ヤン・イクチュン監督の映画『息もできない』が大ヒットの兆しを見せている。

　19日、関係者によると、同映画は16日にフランス・ドービルアジア映画祭で大賞受賞後、観客たちの熱い反応を得ているという。

　15日から18日、「アジアインディペンデント（自主制作）映画の今日」を通じて観客にお披露目した『息もできない』は、15日の初上映では85％ほどの客入り。16日に大賞を受賞したことが伝わると、18日午後の上映では映画ファンらの熱い関心により、チケットは完売した。

　関係者は「18日午後、インディスペースでは、チケットを入手できなかった20～30人の観客たちが上映が始まる直前までキャンセル待ちする姿があり、目を引いた」と伝えた。

　『息もできない』は心に深い傷を持っているヤクザのサンフンが、家族や世の中に対する傷を癒していく過程をリアルに描いた映画。来月16日に公開される。