気になるあの人インタビュー:イム・ジュファン


 ドラマ『雪の女王』(KBS)で、主役のヒョンビンと、ヒロインのソン・ユリをめぐるライバル役を演じたイム・ジュファン。新人ながら、長身にさわやかなマスクでその印象を鮮烈に残した。

 それまでは、『このろくでなしの愛』(KBS)、『マジック』(SBS)などで小さな役での出演のみだったが、このドラマに抜擢され、人気を得た。最近は、映画『霜花店』や『花より男子』(KBS)など話題の作品に相次いで出演し、着実にその歩みを進めている。

 そんなイム・ジュファンが3月14日・15日の両日、東京で自身初のファンミーティングを開くために訪日、話を聞くことができた。

- 大ヒットとなった映画『霜花店』で「乾竜衛」のハンベク役にキャスティングされた時の感想は。

 「すごくうれしかったです! 有名なユ・ハ監督の作品でしたし、チョ・インソンさん、チュ・ジンモさんとご一緒するということでプレッシャーもありましたが、お金のかかっている作品に参加させてもらえるということで、自分自身も俳優として頑張ろうという気持ちがより大きくなりました」

- 王の親衛隊「乾竜衛」のメンバーはイケメンが選ばれたということですがイケメンと言われることをどう思われますか。

 「前からそう言われるんですが、自分ではそんなことは思いませんけど、言われて悪い気はしません。素直にうれしいです(笑)」


- 小さいころから俳優になるのが夢だったそうですね。最初はモデル活動していましたが、早く俳優として演技をしたいというあせりなどはありませんでしたか。

 「どのようにすればきれいに映るとか、モデル時代にもいろいろなことを学びましたし、これも勉強だと思っていましたので、頑張っていればいつかは(俳優に)なれると思ってました(笑)」

- 昔からモテたそうですね。スタイルも抜群、整った顔ですが、コンプレックスなんてありますか。

 「そんなことはないですけど…チョットだけ?(笑) コンプレックスは、 外見だけで言うと、自慢ではありませんが若く見えてしまうこと。いま韓国ではハイティーンのドラマ、映画はほとんど制作されていないので、童顔というのは俳優としてはあまり良いことではないんですよ」

- ご自分の性格を教えてください。

 「気分の良い時と悪い時の差が激しく、良い時は誰とでも話せるんですが、悪い時は自分の世界に入ってしまうんです。精神的な問題ではありませんが、感情表現がハッキリしているんです。今日はもちろん、気分がいいです。(日本語で)ゼンゼンダイジョウブデス(笑)」



- 日本語は少し話せるのですか。日本のどんなところに興味がありますか。

 「会話はできませんが、単語を聞いて少し聞きとれるくらいです。これまで11回日本に来ていて、今回12回目なんですが、食べ物もおいしいし、日本人は親切ですね。服が好きなのですが、韓国にないブランドがあるのでショッピングが魅力です」

- そのほか、日本で好きなものはありますか。

 「幼いころからサムライが好きで、特に真田幸村が。そして、漫画の『NARUTO』が好きです。シンプルなものが好きで“和”の雰囲気はカッコイイですね。露天風呂で、周囲を木に囲まれた静かなところに自分がいる、と想像するだけでもリラックスできますね」

 イム・ジュファンが日本に興味を持っていることは日本のファンにはうれしいこと。もちろん、日本のファンへの思いも熱い。「韓国でもそれほど有名でない自分に大きな関心を寄せてくれる日本ファンに感謝しているし、すごくうれしい」と目を輝かせた。

 『雪の女王』以降、映画『ドレミファソラシド』やドラマ『シングルパパは熱愛中』(KBS)、そして大作映画『霜花店』などを経て、現在は新作ドラマ『耽羅は島だ』を撮影中。現在10話分の撮影が終わっているという。まだ放送は未定だが、一風変わった個性的なドラマのようで、その公開が待たれる。



東京=野崎友子通信員

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