チャ・インピョが小説家デビュー、テーマは慰安婦


 俳優チャ・インピョが長編小説を出版し、小説家としてデビューする。

 チャ・インピョは長編小説『さよなら、丘』を出版し、来月6日に文化プラネット「想像の広場」(ソウル市麻浦区)で読者との対話の時間を持つ。

 今回の小説のために10年間準備をしてきたというチャ・インピョ。出版社によると、慰安婦として連れて行かれた後、半世紀以上の歳月が流れた1997年にカンボジアで発見された「フンおばあさん」のことを知り、慰安婦問題を扱った物語を書くことを決心したとのことだ。

 チャ・インピョは昨年、映画『クロッシング 祈りの大地』で息子を北朝鮮に置いてきた脱北者の父親役を演じ、苦痛の現実を表現しており、慰安婦問題を扱った今回の小説出版にいっそう関心が集まっている。

 一方、妻シン・エラは、特別に制作された『さよなら、丘』のオリジナルサウンドトラック(OST)でナレーションを務め、夫の小説家デビューを支えた。今回のOSTはチュ・ヨンフンが作曲し、イ・ユンミが歌った。

キム・ヒョンロク記者
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