インタビュー:キム・ジュン「発展する姿、見守って」(上)


 「ほとんど準備ができていない状態で撮影に入った。いざ演技をしてみたら、想像とまるで違っていた。テレビでドラマを見ていたときは、歌手も俳優も似たようなものだと思っていたが、まったく違っていた。歌手はおよそ3分間の舞台に情熱を注げばいいが、演技はそれだけではないということを実感している。演技はまだ勉強中だけど、とても楽しい。僕が演技している姿がどのようにテレビに映っているか気になる。僕も皆さんと同じように放送を楽しみにしている」

 キム・ジュン(25)の告白だ。ドラマ『花より男子』(KBS2)で初の演技に挑戦し、今最も注目を浴びている新人だ。キム・ジュンはこのドラマに出演する前、2007年にアイドルグループ「T‐MAX」で歌手デビューした。1月29日、T‐MAXとしてよりも新人俳優として人気急上昇中のキム・ジュンに会った。花より美しい「F4」メンバーのキム・ジュンは、まさに漫画の中から飛び出してきたような超イケメンだった。

-歌手兼俳優だが、 今回のドラマのため新人俳優だと思っている人の方が多いようだ。

 「2007年にT‐MAXのメンバーとしてデビューし、アルバムをリリースし一生懸命活動してきた。それに比べ、このドラマは放送前から話題になっていたせいか、多くの方々に新人俳優と思われているようだ。ドラマに対する関心度の高さが僕への好感につながっていると思うと少々複雑な気持ちではあるが、このドラマが終わったらT‐MAXとして活動を再開するつもりなので、そのことを考えるとうれしくもある。機会があれば、歌手と俳優を両立したいと思っている」



-演技への挑戦は難しかったと思うが。

 「歌手としてデビューし、歌手活動もほとんどしていない状態でこのドラマに出演することになった。出演前は、ドラマや映画で演技をしている俳優たちを見て、『面白そうだ』と漠然と思っていた。でも、ほとんど準備もできない状態で撮影に臨むことになるとは思わなかった。レコーディングの準備中に『花より男子』のオーディションを受けることになり、出演が決まった。僕はもともとドラマや漫画が好きな方ではないけれど、この原作漫画は面白かったので、是非出演したいと思った」

-自分の演技に対する満足度は?

 「常に後悔と反省をしている。周りの人たちやインターネット上でいろいろな指摘を受けた。もっと準備をしてから演技に臨むべきだったのに悔しい。もっといい演技がしたい。最善を尽くして頑張るつもり」

-T‐MAXのメンバーの反応は?

 「いつもドラマを見てモニタリングしてくれている。合宿生活をしているので、一緒にドラマを見ることもある。みんな応援してくれている。

僕の力強い支えだ」

キム・スジン記者
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