故チャン・ジャヨンさんの姉「再捜査をやめて」

 故チャン・ジャヨンの実の兄が故人の死因と関連した憶測記事は控えてほしいと求めたのに続き、今度は実の姉が警察に再捜査の中断を要請した。

 今回の事件を担当している盆唐警察署の関係者は11日、「故人の実の姉から10日夜に電話があり、既に死んでしまった妹のことをどうして再捜査するのか分からないと言ってきた。遺族の意思を最大限尊重したい」と説明した。

 しかし警察は、故人の生前の心境が書かれた文書が手に入った場合、別の事件として捜査を行う可能性もあるという。

 警察の関係者は「この文書を手に入れるため、持ち主のユ某さんとの連絡を試みているが、電話に出ない。今回の事件は自殺として、来週初めごろ検察に送致する予定。後でこの文書により犯罪の事実が確認された場合、別途捜査を行うつもりだ」と語った。

 これに先立ち、故人の兄は10日午後、メディアに電子メールを送り、「憶測で記事を書くのは控えてほしい」と呼び掛けている。

 兄はまた、「妹の死により、僕を含め家族全員がとても大きなショックを受けた。それなのに根拠のないうわさが飛び交っているので涙が出るばかり。所属事務所が持っている文書を遺書のように報じ、『スポンサー』『見えない力』など口にするのもはばかられるような扇情的な単語で家族にさらなる悲しみを与えている。妹の死と関連した憶測記事は控えてほしい」と訴えた。

イ・ヘワン記者
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