クォン・サンウ「インタビューが怖い」


 「無念。とても深く傷ついた」

 「韓国が嫌だ」と発言したとして、ネットで波紋を呼んでいるクォン・サンウは8日午後11時55分、スポーツ朝鮮との単独インタビューで現在の心境を告白した。

 映画『悲しみより悲しい話』のPRイベントを終えた後、やっとのことで通じた電話でインタビューを試みたところ、クォン・サンウは「僕はばかじゃない。“韓国が嫌だ”なんて、公の人間として言えるはずがない。インタビュー中に冗談のようにやり取りされていた内容が誤って伝わった」と反論した。

 問題の発言について、クォン・サンウは「“お子さんをどう育てたいですか”と質問されたので、“もっと広い世界を体験させたい”と答えた。“チャンスがあれば海外で暮らすのもいい”と言っただけ」と説明。

 また、「もし、引退して韓国で暮らしていたら、ドラマや映画を見るうちに僕も俳優だから演技に対する欲が出てきそう。いっそ海外で暮らしたほうがいいかもしれない」と答えたのが、誤って「韓国で暮らしたくない」という意味に伝わったとしている。

 15分間の電話インタビュー中、クォン・サンウはずっと「みじめだ」「胸が痛む」という言葉を繰り返していた。

 「これまでいつも、どんな場でも素直でいようと努力してきた。記者に会う時も心を開こうとしてきたが、こんな事態になった」というクォン・サンウは、「映画のPRになればと思い、声がかれるまで数十ものメディアと会った。それなのに、今はインタビューが怖い」と言葉を詰まらせた。

 クォン・サンウが言ったとされる問題発言とは、ある映画誌とのインタビューで「小さいころから韓国が嫌いだった。空も海も青くて、天然芝でサッカーをして、海で泳いで、釣りをする…そんな生活を夢見ていた」と言ったとされるもので、8日午後にネットに掲載され、賛否両論を巻き起こしていた。

チョン・サンヒ記者
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