人気ドラマ『カインとアベル』(SBS)の主人公ソ・ジソブは、個人的に今回のドラマがハッピーエンドであることを希望している。ソ・ジソブの関係者は、ソ・ジソブをスターにしたドラマ2本が、あいにく銃に撃たれたことが原因で最後には死を迎える悲劇的な結末だった点に注目し、「今回のドラマも、序盤からソ・ジソブ演じるチョインが頭を銃で撃たれて記憶喪失症になってしまうシーンが出てきて内心緊張している」と話した。出世作の『バリでの出事』ではチョ・インソンの銃に撃たれて死を迎えたソ・ジソブ。前作の『ごめん、愛してる』では銃で撃たれた後遺症で余命幾ばくもないことを宣告され、その後死を迎える役だった。
『カインとアベル』は現在、結末についてはまだ何も決まっていない状態で、二人のヒロイン、ヨンジ(ハン・ジミン)とソヨン(チェ・ジョンアン)のうち、誰と結ばれるのかも分からない。
記憶喪失症になったチョインが中国で脱北者らと麻薬の密売をするなど、ドラマが本格的に第2ラウンドへ突入、撮影スケジュールが非常にハードになっている。ソ・ジソブは5日間続いた徹夜撮影をのり巻きと菓子でしのぎ、さらにひどい風邪までひいて大変な状態なのに、カメラが回るとつらいそぶりも見せず演技に没頭し、スタッフの賛辞を一身に受けている、と制作会社側は説明した。