2月12日に公開された映画『作戦』で投資家のカン・ヒョンス役を演じるパク・ヨンハです。
カン・ヒョンスは下っ端の人生から一発逆転を狙い、株の世界に飛び込んだ平凡な小市民を代表する人物です。カン・ヒョンスは偶然、元暴力団員ファン・ジョングのグループとかかわりを持ち、「600億ウォン(約39億2000万)作戦」に加わることになります。
この役を演じてみようと思った理由は、シナリオがよかったこともありますが、最初の登場シーンがとても気に入ったからです。地下にあるワンルームの部屋でたばこを吸いながら株取引をしている後姿がとても魅力的でした。今まで涙を流すような重い役ばかりを演じてきたせいか、カン・ヒョンスにとても惹かれました。テンポの速いお調子者の役を、肩の力を抜いて演じるよう努力しました。
この作品は「600億ウォン作戦」の指揮を執るファン・ジョング(パク・ヒスン)、上位1%に入る資産管理者ユ・ソヨン(キム・ミンジョン)、作戦界エースのチョ・ミンヒョン(キム・ムヨル)などのメンバーが、600億ウォンをめぐり激しい対決を繰り広げる過程を描いた作品です。さまざまなキャラクターが登場するので、個人的な役割よりドラマ自体を生かす方が大切だと思いました。俳優同士の相性が抜群だったせいか、撮影の間中とても楽しかったです。いつも和気あいあいとしていたので、お互いのアドリブで大笑いをしたり…。そんな相性のよさが画面にもしっかり伝わっているので、楽しんでほしいです。
カン・ヒョンスは株の専門家ではなく、株取引をして全財産を失った後、独学で投資家になった普通の男です。だから映画の中で専門用語を並び立てる役ではありません。映画の中に株式用語や作戦を繰り広げる過程が出ますが、株はただ小道具に過ぎません。人間同士の欲望と主人公らがだまし合う様子が、緊迫感ある展開で興味深く繰り広げられます。誰でも楽める作品です。
株について知っていても知らなくても、パク・ヨンハを知っていても知らなくても、面白い映画だと思います。作戦チームとの600億ウォンをかけた勝負。『作戦』を楽しくご覧になって、今年もたくさんもうけてください!
俳優パク・ヨンハ