-以前、映画を撮影した時と、『作戦』とでは何か違っていたか。
「パク・ヨンハ自身が変わった。もう子どもではない」
-少し前の話になるが、兵役免除の判定を受けた時、批判の声などもあがった。辛くなかったか。
「こんなことを言ったら反感を買うかもしれないけれど、辛かったのは少しの期間だけで、その後すぐに立ち直った。兵役の問題で検察の調査まで受けた。2カ月間、兵務庁と病院で調査を受け、その過程がテレビで放送された。その後、ほかの仕事を探そうとしているうちに、辛かった出来事は忘れた」
-『オンエアー』で韓国と日本での「温度差」を縮めることができたと思うか。
「リモデリングには成功したかもしれない(笑)。でも『オンエアー』はもともと僕に来た作品ではなかった。当時、韓流企画ドラマのオファーが入ったが、全部断った。それを選ぶのはおかしいと思った。そんな時、『オンエアー』の話を聞き、積極的に監督や脚本家を説得した。監督や脚本家にとっても、僕の起用は賭けだったと思う。ドラマがヒットして本当によかった」
-安堵感はあるか。
「最初は痛快な思いもあった。しかし、すぐに変わり始めた。周りが。僕は高慢になる理由もないし、偉そうにする理由もない人間だ。それなのに根拠のないうわさが広まった。僕のすべてを批判されるような気がしたので、ただじっとしていた。僕は何もしていないのに、周りが変わっていった。
デビューしたころ、僕は本当に生意気だった。突然あまりにも多くのものを手に入れた。ほとんど毎日、たくさんの芸能人から誘いを受けた。でもその数カ月間のために7-8年を失った。心の底から後悔しているので、何が一番大切なのか今はよく分かっている」
-『オンエアー』で共演したソン・ユナとの熱愛説がささやかれているが。
「まだそんな話をしている人がいるようだ。ずっと言われ続けているので、ただ面白いなと思うことにしている」
-最近、外注ドラマ協会で出演料に関する論議が行われ、韓流スターは出演料の制限対象から除外するという結論が出た。その除外者名簿に名前が挙がっているようだが、それについては?
「まだ『オンエアー』の出演料も受け取っていない。そんな僕に高額出演料だなんて…。国税庁にはその記事がすべてではないということを知ってもらいたい(笑)」
-『オンエアー』の後、『作戦』の撮影をし、その後すぐにドラマ『男の話』に出演することになっているが。
「やりたいことが多過ぎるせいかもしれない。後になってこの時期をどう思うかは分からないけれど」
-歌手活動を再開する計画は?
「日本ではこれからもアルバムをリリースしていく計画。韓国でもそうしたいけれど、忙しくて暇がないし、そういうチャンスもない」
-今年の目標は?
「パク・ヒスン先輩のように、力のある俳優になりたい。僕は今、きれいに包装された空っぽの箱のようなものだと思う。十数年間、そんな風に生きてきたから。でももう、そんな箱の中から飛び出したい。最初から演技というものにもっと集中していたらどうだっただろうか、とよく考える。そうしていたら、もっと演技に対して自由ではなかったか。
最近、そういうことばかり考えている」