「韓流スター」パク・ヨンハが韓国内の活動に熱心なワケ


 「韓流スター」パク・ヨンハが意外なことに韓国内での活動を増やしており、関心を呼んでいる。

 このほど主演映画『作戦』が公開されたのに続き、新人グループ9th streetのデビュー曲『願って』ミュージックビデオにも出演、見事なストリートバスケの腕を見せた。また、4月スタートのミニシリーズドラマ『男の物語』(KBS第2テレビ)で主演も務める。韓流スターのほとんどが渋るバラエティー番組出演や各メディアとのインタビューにも、進んで応じているほどだ。

 これまでのパク・ヨンハは、数ある韓流スターの中でも最も韓国内での活動に熱心でなかった一人だった。6年ぶりの韓国ドラマ復帰作『オンエアー』(SBS)は人気だったが、ソン・ユナ、キム・ハヌル、イ・ボムスといったトップスターと人気を分け合う形になり、スポットライトを一人占めすることはできなかった。

 そんなパク・ヨンハが今年、韓国での芸能活動に力を入れている最大の理由は、トップスターの座を取り返すためだ。

 日本をはじめとするアジア各国ではトップレベルのスターとして決して引けを取らないが、韓国では長年の不在により、人気が以前ほどではないことを実感したのだ。また、海外で長く歌手としても活動をしていたため、おろそかになっていた演技力に磨きをかけたいという気持ちもあるようだ。

 もう一つの理由は、息せき切って駆け抜けてきた海外から活動の場を韓国に移し、ここらで一息いれようというもの。今年前半は韓国で俳優活動を行い、後半は海外コンサートでファンと対面する予定だ。海外コンサートでは、韓国で培った新たな一面を見せたいという。

 幸い、パク・ヨンハのマルチな活動ぶりは、韓国でも好評だ。海外の話題作に正面から挑んだ『作戦』は、映画評論家はもちろん、観客にも高く評価され、『男の物語』もスタート前から話題を呼んでいる。

 パク・ヨンハに近い関係者は「“今年はより多くの韓国のファンに会いたい”というのがパク・ヨンハの気持ち。これを土台にアジア各国はもちろん、韓国でも認められる韓流スターとしての地位を築きたい」と話している。

ソ・ジュヨン記者
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