都心近郊で冬のスポーツ、キム・ヨナみたいに…

 冬も終わりに近づいている今日このごろ、お財布事情が厳しく、1度もスキー場に行くことができないまま冬休みが終わってしまった人も多いはず。真っ白なスロープを滑り降りる代わりに、フィギュアスケートのキム・ヨナ選手のように氷の上を滑ってみてはいかがだろうか。よりスリルを求めるなら、そりもお勧めだ。ソウルから近い京畿道北部のアイスリンクとそりゲレンデを紹介しよう。

◆キム・ヨナの舞台、都心のスケート場

 キム・ヨナが昨年、グランプリ(GP)ファイナルで見事な演技を披露した場所、オウルリム・ヌリ・リンク(高陽市)。30メートル×61メートルのリンクに、売店、休憩室などの施設が整っている。プラスチックのイス並ぶ観覧席(3400席)からリンクを見下ろすのも楽しい。 

 このリンクの地下にはもう一つリンクがある。主にアイスホッケーチームなど外部用として使用されているもので、そっとのぞいて見る価値あり。週末にはかなり混み合う。キム・ヨナが出場した大会の後から利用客が15-20%増加し、1日約2000人が訪れている。オウルリム・ヌリ内には、サッカー場やバスケットボール・バレーボール・ハンドボールのコート、プールなど、ほかにも利用できる施設が多い。

 都心のビルの中にあるスケート場。一山エムシティーのマジック・アイスリンクは小ぢんまりとしているが、便利なアクセスで人気。地下1階の駐車場を無料で利用することができるほか、ベビーウォーカーが用意されているため、幼児でもスケートを楽しむことができる。開場時間も午後10時までと遅く、夜の時間を利用して気軽にひと滑りすることもできる。一山湖水公園向かいのMBC一山制作センター団地の隣にあるエムシティービルの地下。

 韓国スピードスケート界の看板スター、イ・ガンソク(23)=議政府市庁=で有名な都市、議政府には議政府室内スケートリンクがある。国際規格のアイスリンクのほか売店、医務室、会議室などの施設が整っている、京畿道東北部を代表するアイスリンク。観覧席は986席。周りの景色も見事で、眺めもよい。たびたびアイスホッケーやカーリングなどの大会が開催されているため、スケートをするほか、大会を観覧する楽しみもある。



◆スリルを求めるならそり

 スピード感を楽しみたいときはそりに乗りに行こう。抱川市の山井湖にある雪そりゲレンデは、山井湖の美しい自然を背景に、大人も子どもも各ゲレンデでそり遊びを楽しむことができる。近くにあるペンションの利用客(3人家族基準1泊10万ウォン〈約6500円〉以上の場合)は、無料でこのゲレンデを利用することができる。

 夜にそり遊びを楽しみたいときは、坡州市のビクトリア雪そりゲレンデがお勧めだ。明るいライトに照らされたゲレンデは、大人用・子ども用共に午後8時まで利用できる。施設内には売店、医務室などがあり、駐車場は450台収容可能。最近設置された高さ30メートルの「ユーロ・バンジージャンプ」も人気だ。

 楊州ロイヤル雪そりゲレンデは主に団体予約制で運営されていて、140メートルのスロープと幼児・子ども専用のコースがある。京原線佳陵駅を午前11時に出発し、ゲレンデから午後4時20分に出発するシャトルバスも運行している。

ソン・ジョンミン記者
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