ユ・スンホは最近、某誌のグラビアで年上女性ファンの心をわしづかみにしている。1993年生まれで今年16歳になるユ・スンホはこのグラビアで、伸びた身長と大人っぽくなった表情を披露し、美少年ぶりをアピールした。
大人っぽくなりはしたものの、9才のころ(2002年)に出演した映画『おばあちゃんの家』で見せたかわいらしさも残っている。この7年間で持ち前の魅力に新たな魅力まで加え、「立派に成長した少年」になったのだ。こんなユ・スンホに対し、2007年にドラマ『王と私』(SBS)で共演したパク・ボヨンは、昨年SBS演技大賞の授賞式で「年上女性ファンの望み通り、どうかこのまま大きくなってほしい」と発言し、注目を浴びた。
ユ・スンホのように、韓国の芸能界では子役としてデビューし、当時はもちろん、成長した後もファンに愛され続ける子役出身のスターが少なくない。
最近活発な活動を繰り広げている俳優の中では、チャン・グンソクやムン・グニョンがその代表的なケースだ。
10代前半にデビューしたチャン・グンソク(22)は、高校生だった2003-04年にMBCのシチュエーションコメディー『ノンストップ4』に出演し、20代になった現在も映画やドラマで個性の強いキャラクターを無理なく演じ、年上ファンを喜ばせている。
また、2007年には映画『楽しい人生』に出演、演技派俳優のチョン・ジニョン、キム・ユンソクらと息の合った演技を見せた。また、昨年人気を集めたドラマ『ベートーベンウィルス』(MBC)にはひげを生やして出演し、大人の男へのイメージチェンジに成功したとされている。
チャン・グンソクと同い年で1987年生まれのムン・グニョンも、「国民の妹」から「国民の女優」に成長した。
小学生でデビュー、2000年にドラマ『秋の童話』でウンソ(ソン・へギョ)の子ども時代を演じて好評を得て、04年に映画『マイ・リトル・ブライド』をヒットさせたことにより、「国民の妹」と呼ばれるようになった。
その後、昨年下半期にドラマ『風の絵師』(SBS)で男装をした女性絵師・申潤福(シン・ユンボク)役を演じ、本格的な大人の演技に挑戦した。そして昨年末、SBS演技大賞で最高賞の大賞を受賞、大人の女優への成長が公式に認められた。