インタビュー:キム・ヒョンジュ「寂しいけど結婚は…」(下)

◆31歳独身、寂しいシングル

-もう結婚適齢期ですね。

 「30才を過ぎたら周りの人たちがどんどん結婚していきました。まだわたしにはいい人が現れていないけれど、もし今現れたとしても、すぐに結婚するつもりはありません。どうしてかって? まだわたしが結婚できるほど成熟していない気がして。まだ夫になる人を理解し、受け入れる力がないと思うんです。いつかは結婚したくなるときが来るでしょう」

-好きなタイプは?

 「こだわらないといったら嘘になります。でもフィーリングが一番大切です。わたしは元々、何か一つを好きになると、完全にのめり込むタイプなんです。でもどこか一つ嫌いになると、すべてが嫌になってしまうこともありますが…。そんなときは一人でとても悩みます。やっぱりわたしはまだ結婚する時期に来ていないようです」



-F4の中で一番気に入っているのは?

 「弟のジュンピョ役を演じているイ・ミンホさんだと言いたいところだけれど、ユン・ジフ役のヒョンジュンさんが気になります。バラエティー番組『日曜日、日曜日の夜に』(MBC)の人気コーナー「私たち結婚しました」で見せたキュートなイメージのせいかもしれません。ほかの子たちはまだ親しくなっていないのでよく分かりません」

 約1年半ぶりに会ったキム・ヒョンジュは、以前より明るく見えた。ドラマ『インスンは美しい』(KBS2)に出演していた当時より髪が少し長くなったこと以外、少しも変わったところはない。ニコニコ微笑む姿が、20代のときよりむしろ生き生きして見えるほどだ。

 しかしそんなキム・ヒョンジュにも心残りはあるようだ。「これまで楽に過ごしてきたので、これからは頑張って仕事をしなければ」と話すキム・ヒョンジュは、仕事と恋のどちらも中途半端だったのが20代で一番の心残りだという。「30代はこのうち一つだけでもやり遂げたい」とグラスを傾ける姿は、少ししょんぼりして見えた。「このまま酔ってしまうのでは」と心配したが、「何日か前にかなり飲んだので、今日はこの辺にしておきます」と言ってグラスを置いた。

 母親の話になると、キム・ヒョンジュは少し切なそうな表情を見せた。「年を取るほど、母への思いが強くなります。出演作品を選ぶときも、母が好きそうな役にひかれます」と、母親に対する思いを語った。

 「酒の席が嫌いではないが、芸能界の仲間たちと頻繁(ひんぱん)に会い、一緒に飲む方ではない」と言って口を尖らせたキム・ヒョンジュは、「それでもドラマ『ガラスの靴』で共演したキム・ジホとはよく電話をかけ合う仲だ」と言って表情を緩ませた。一番演技にのめり込んだ作品が『ガラスの靴』だったため、そのとき共演したメンバーが忘れられないという。

 そのほか幾つかの作品で共演したユン・ユソン、チ・ジニ、ユ・ヘジン、チャ・テヒョンとも時々連絡を取り合っていると話すキム・ヒョンジュ。「ユ・ヘジンさんは昨年スキャンダルが報じられましたが、ここでわたしが彼と親しいと言ったら、わたしともスキャンダルになってしまうんじゃないですか」という冗談で、2時間余りにわたるインタビューを終えた。

ソ・ジュヨン記者
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