「メークした方がいいですか。まあ、いいですよね。気楽に一杯飲みながらのインタビューだし、自然にいきましょう」
見かけは「すました女性」といった感じだが、性格は意外にも気さくだった。ドラマ『花より男子』(KBS2)で約1年半ぶりにドラマに復帰した女優キム・ヒョンジュ。「インタビューもいいし、お酒もいいけれど、まずはご飯から食べましょう」とスプーンを手に取ったキム・ヒョンジュは、グツグツ煮えた貝のスープを味見すると、「おつゆが最高なんです!(過去にキム・ヒョンジュがCMで言ったセリフ)」と言い、もう一口飲んだ。ほかの女優とは違い、グイグイ飲む姿には気取りがなく、むしろもっと特別に見えた。1月20日放送の『花より男子』第6話から登場し、上昇中の視聴率をいっそう高めているキム・ヒョンジュに会った。
◆主演級女優の特別な試み
-ドラマ『花より男子』ではどんな役を演じていますか。
「韓国の超一流財閥一家の長女で、イケメン軍団F4のリーダー、ク・ジュンピョ(イ・ミンホ)の姉、ク・ジュニ役です。ジュンピョがチャンディ(ク・ヘソン)と問題を起こすたび、それを解決してあげる役どころです。役が役なので、ゴージャスな雰囲気が出るよう頑張っています。以前習ったことがある乗馬やワルツも習い直したり…。特にワルツは姿勢が大切なため、特に力を入れました」
-原作の漫画は読みましたか。
「台湾版と日本版のドラマを見たので、漫画はわたしが演じる部分だけを読みました。でもこれらの作品は参考にするだけで、わたしだけのク・ジュニを演じようと思っています。原作がとても人気のある漫画なので、わたしだけのカラーを表現するのは難しいかもしれないけれど、最善を尽くすつもりです」
-思ったより比重の低い役ではないですか。
「(笑顔で)正確に言うと、特別出演です。でも1話だけの登場ではなく、10話分も出てくる特別出演なんです。台湾版や日本版でも当代のトップスターたちが私と同じ役を演じていたので、オファーをいただいてすぐにOKしました。それに、わたしは今まで1度も上流階級の女性の役を演じたことがなかったんです。こういう点も、出演を決めた大きな理由の一つです。みんなに端役だと言われるとがっかりするけれど、わたしがやりたかった役なので後悔していません」
-ほかの出演者に比べかなり「高齢」 ですが。
「もう“大人”の側に入らなければならない状況です。みんな背が高くて、子どもって感じじゃありませんが。若い人たちと演技しているととても新鮮です。それに、このドラマでわたしは厳しい姉の役なんです。自信満々のF4たちが全員わたしの前ではペコペコしているんですよ。
フフフ」