インタビュー:シン・ヒョンジュンが語る人生哲学(中)

◆ロマンチストVSプレイボーイ

 優しそうなイメージのせいかもしれないが、気に入った女性は必ず口説き落とすことができそうに見える。一時はよく熱愛説が持ち上がりもしたが…。

 「デビューしてから恋愛経験は2度しかありません。もともと女優たちと親しいので、誤解されることもありました。3人の姉に囲まれて育ったせいか、女性たちが近寄りやすいようです」

-最も意外だったスキャンダルは?

 「僕は両親が年を取ってからの子どもなんです。僕が小学6年生のときに一番上の姉が結婚をしましたから。ある日、一番上の姪と一緒に撮った写真がインターネット上に掲載されたんです。それも“シン・ヒョンジュンの新恋人”というタイトルで…。そのほかにも、どの現場だったか忘れてしまいましたが、ある女優が寒そうに見えたので服を貸してあげたら、それがメーキングフィルムに収められていて、すぐに熱愛中と報道されました」

-プレイボーイというよりはロマンチストに近いという話だが、自分から女性にアプローチする方か。

 「むしろ鈍感な方です。(もう昔のことなのだから告白するように、と記者たちに言われて)スタッフと一緒に食事をしているときのことでした。そのときすごく注目を浴びていた女優がほかのテーブルで食事をしていたんです。その女優が午後10時ごろになって突然僕のところに来て、“先輩、変な人たちが合い席しようってうるさいんです”と言い、家まで送ってほしいと頼まれたんです。後になってそれが嘘だったことが分かりました。電話番号をもらっても、何もしないことも多いです」



-結婚を考えたことはあるか。

 「映画『銀杏のベッド』の撮影前、当時付き合っていた女性と漠然(ばくぜん)と結婚を考えたことがあります。その後仕事が増え、自然と別れることになりました。キスシーンも理解してもらえず、何度もケンカをしました」

-理想のタイプは?

 「ただ心の通じ合う女性がいいです。姉たちも社会的な条件ではなく人間を見て結婚したけれど、みんな幸せに暮らしています。どんな職業の人でもいいです。フィーリングが合えば」

-周りから早く結婚しろと言われないか。

 「女性を紹介されても交際を続けるのが難しいです。地方でロケがあると、1カ月なんてすぐに過ぎてしまいますから。今はすべて神さまの導きだと思っています。実際、ボランティアをしていると、予想外の事態に陥ることもあり、急にお金が必要になることもあります。もし、僕に家族があったら大変だろうなと思います。

助けが必要な人たちともっと一緒に過ごせるよう、一人の時間が長くなっているのかもしれません」

チョン・サンヒ記者
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