カン・ジファン、「ファンミでのキス」のいきさつや日本滞在話にも言及

『映画は映画だ』カン・ジファン インタビュー(下)


-現在日本に長期滞在されていますが、楽しいことはありましたか。

 「いろんなところへ行ってみたいと思っていましたので、東京では赤坂・六本木・渋谷・原宿…また大阪・名古屋と行って、地下鉄などにも乗り、おいしいものも食べて…すごく満足しています。宿泊しているところからジムまでは、自転車に乗って通っています」

-お肌がきれいですが、何か特別なものを使ってらっしゃいますか。

「そうですか? あまり気にしてませんが、ヘアメークさんや母親が薦めてくれるものを適当に使っています。でも、最近きたなくなったと言われて…いいものがあったら紹介してください(笑)」

 カン・ジファンはどんな質問にも、率直に、明るく答えてくれる。次第にインタビューの場もほぐれた雰囲気になり、前回のファンミーティングで話題を巻き起こした、舞台に上がったファンの人にキスをしたことについて尋ねると「実は、そのことが話題になったことにとても驚きました。韓国で、親しい人とハグしたりチューしたりするのは自然なことです。そして、その時のファンの方は、自分の母親とか祖母のような年齢の方だったので、そういう気持ちでキスをしました。若い方だったら(キスは)しなかったと思います」とその時の気持ちも明かした。


 そして、現在日本では日本語を学んでいる、と言うので、日本語で何か話してみてください、と頼むと、話してくれたがその言葉が「○%*△$×…」とさっぱりわからなかった。わかりません、と言うと、ちょっと待ってとマネージャーにアンチョコの手帳を持って来てもらい、それをちらっと見て「あなたの電話番号は何番ですか」としゃべった。ドキっとして、思わず答えそうになった。日本語はまだまだのようだが、カン・ジファンらしさがにじみ出ていたと同時に、日本滞在を楽しんでいる様子が感じられた。

 2008年はカン・ジファンにとって、大きな飛躍の年だった。年初に放送されたKBSドラマ『快刀ホン・ギルドン』ではタイトルロールのヒーローを演じ人気を博し、「2008KBS演技大賞」でネットユーザー人気賞も受賞。韓流スターとしての人気上昇とともに演技力にも深みを増したカン・ジファンは『映画は映画だ』で、映画俳優としての魅力を大きく開花させ、人間としての魅力もどんどん増しているようだ。


 ソ・ジソブ、カン・ジファンがW主演、韓国映画界の鬼才キム・ギドク原案・製作の『映画は映画だ』(http://www.eiga-eiga.jp/)は3月14日、シネマスクエアとうきゅう他で全国ロードショーされる。

東京=野崎友子通信員

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