イ・ジョンジェ「『エア・シティ』は6カ月逃げていた」


 実力派俳優イ・ジョンジェが映画『タイフーン』のプロモーション以来、3年ぶりに訪日し、1日午後6時、東京・九段会館にてファンイベントを開催した。会場は1000人のファンで埋め尽くされた。イ・ジョンジェは、映画やドラマで見せるカリスマ性とは別の親しみやすい笑顔で違った魅力を発散していた。

 イベントでは、これまでの代表的な作品を振り返りトーク。ドラマ『エア・シティ』のエピソードを問われると、「実は、初めは出たくなかった。最初にシナリオを見た時、おもしろくなくて。そのため(オファーがあって)6カ月間逃げていた」とビックリ発言。「しかし、ついにチェ・ジウさんから電話がかかってきて、これをやらなければだめよ、と言われて、再度シナリオを読み直して見たら、いいじゃないか、と思った(笑)」と出演を決めた経緯を明かした。

 作品の話のほか、自宅を自身でVTR撮影した映像を流しながらのトークも。VTRでは植物が家じゅうにある様子や、アートブックがぎっしりつまった書斎やベッドルーム、バスルームなども公開された。


 リビングにはピアノが置かれていたが「ピアノを習った。『プリティ・ウーマン』のリチャード・ギアのように弾きたくて。10年ぐらい習えばあのように弾けるか、と先生に尋ねたら無理と言われて先生をクビにした(笑)。その後は歌を習っていて、ピアノは先生が伴奏で弾く」など、プライベートのエピソードも披露した。

 また、ファンレターをずらりと並べたところも撮影。「これは12月にいただいたファンレター。正直なところ全部は保管しきれないので、1カ月したら事務所に持っていき、住所や名前をリストにしてもらっている」と明かすと、ファンからは感嘆の声がもれた。

 私物のプレゼント、「へたなので習っている」という歌の披露、そして全員との握手会で幕を下したが、ファンを大切にしているイ・ジョンジェの人柄が終始感じられるイベントだった。


 なお、イベント前に取材に応じたイ・ジョンジェは、ファッションのこだわりについて、「服はおしゃれに着こなそうとは努力している。こだわっている点は、短所を隠すこと。ズボンもフィットするものが好きだが、時々足が短く見えることがあるので、そういうときは断固拒否する」と話した。短所とは、と聞くと「短所は自慢しないことにしている(笑)」とし、語らないところがイ・ジョンジェらしかった。

 今年の抱負を訪ねると、「自分はこれまで作品数が少なかった。いい作品に出て、いい演技をして、とこだわっていたが、多くの作品で多くの人に姿を見せてほしいとの意見がとても多く、そうかもしれない思うようになった。100%満足でなくても、ジャンルにかかわらず、いいシナリオ、いいキャラクターなら演じていきたい」と語った。イ・ジョンジェは日本公式サイトのオープンも準備している。寡作の俳優が、ファンの思いに応え、遠からず新しい姿を見せてくれることが期待できそうだ。

東京=野崎友子通信員

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