◆滝の横のもう一つの連理枝、竜墜溪谷
塊山には連理枝があと2本ある。中でも竜墜溪谷にある連理枝は一見の価値ありだ。
凍りついた川の流れが絶景を作り出している竜墜滝を見下ろしながら、夢を見ている連理枝。
竜墜溪谷は塊山から松面に向かう道の途中にある。
竜墜渓谷にある連理枝は、正確には「連理木」という。枝がつながったのではなく、木の幹がつながっているからだ。近くに生えていた2本の木が、雨や風、または山崩れによって傷つき、その傷ついた部分が接触することにより生じる現象だ。連理枝に比べ確率は高いというが、1本が病気になると、木全体がその病気にかかってしまう切ない木だ。
竜墜渓谷に向かう途中、ある農民に道を尋ねた。その人はこんな風に答えた。「写真を撮るだけではなく、木に一生懸命祈れば願いが叶うよ」と。一生懸命ではないが祈ってみた。人間の手から守るための苦肉の策だと思うが、鉄柵に囲まれている姿は美しいとはいえなかった。その木の下にある竜墜滝では水の流れがそのまま凍りついていた。大きくはないものの、凍った滝の静けさは見事だった。
聞こえるだろうか。冷静な美学、冬に覆われた滝が春の歌を歌う。渓谷は冬に覆われているが、聴覚は春に魅了されている。連理木のロマンと春への希望を、欲張りと言えるくらい、竜墜渓谷でたっぷり堪能した。
◆昇天する松の巨木
こんな木を見たことがあるだろうか。1枚の写真でこの木を伝えることは難しいため、何枚もの写真で紹介したい。
松面の連理枝から竜墜滝の反対側、すなわち華陽渓谷方面に向かった後、三叉路で左折する。そこから5キロ進むと、右側にオクリャン滝という看板が見える。看板を見ながら道の向い側にある村の舗装道路を入る。住所で言うと、塊山郡青川面三松里だ。
橋を渡ると、右側の丘の上に松林が見える。村の中に入り、道に沿って車を走らせていると、松林の前まで行くことができる。橋を渡ってから車を止め、歩いて行ってもいい。
田のあぜ道を歩き、丘を上ってみると、遠くから見えた松林が実は林ではなく、1本の木であることを知り驚いた。もちろん、周りにはほかの木もあったが、大きな松の木1本だけが目立っている。
高さ12.5メートルに幹回り4.7メートル。大きいのはもちろん、下から上まで全身をねじるように天に向かって伸びている姿は壮観だ。木の中には木の神様が住んでいるに違いない。「神木」であることを知らせる綱が木の下の方に巻かれている。竜のように見えるということから「竜松」とも呼ばれている。天然記念物290号。このような木がここに3本あったという。だから村の名前も三松里だ。樹齢は600年と推定される。その雄々しい姿に思わず言葉を失い、その場に立ち尽くしたほどだった。
ここには「槐山」という地名がついている。ほこらの周りに植えられる木はほとんどがケヤキで、樹齢の長い木はとても大きい。このように槐山にはケヤキが多く、年老いた巨木も多い。今年の冬、誰か愛する人がいるならば槐山に行ってみてはいかがだろうか。側にいるだけでは満足できず、ついに体が一体となり、一緒に天国に行ってしまった連理枝を見ることができる。そして滝の音を聞きながら夢を見る連理木があり、天と話をする大きな松がある。
木を訪ねて歩く旅はこれくらいで終わりにしよう。
-旅の手帳
◆アクセス(ソウル基準)
ソウル-清州高速バス(1時間40分)。清州市外バスターミナルから松面行きのバス(1時間間隔)に乗る。松面行きのバスは途中で竜墜滝のあるサギマッコルに停車。松面の連理枝は松面の停留所で降りる。松面に入ったら「連理枝ガーデン」を探してみよう。その店の入り口に「連理枝」という標識が立っている。仙遊洞渓谷は連理枝のある場所から徒歩15分。
旅行情報の問い合わせは塊山郡庁文化観光課へ。お勧めの飲食店や宿泊施設を教えてくれる。