インタビュー:パパになるクォン・サンウのハニカミ告白(下)

◆子どものパパ、ソン・テヨンの夫

 しかし、クォン・サンウが結婚を決心した理由はほかにもあった。クォン・サンウは幼いころ父親を亡くし、女手一つで自分を育ててくれた母親の面倒を見ながら暮らしてきたため、人一倍親孝行だ。ソン・テヨンはクォン・サンウの気持ちを十分に理解し、クォン・サンウはもちろん、家族に温かく接した。クォン・サンウはそんなソン・テヨンの姿に感動。結婚を決心し、2度のプロポーズをした。

 「1度目は、オーストラリアのゴールドコーストでした。夜が明ける前に熱気球に乗って、上空で彼女にネックレスをかけながら“一生、美しい愛を育んでいこう”と告白し、日が昇るのを一緒に見ました。そして2度目は、指輪を渡す平凡なプロポーズでした。とても震え、感激して泣く僕をテヨンが抱きしめてくれました」

 クォン・サンウの涙はここで終わらなかった。多くの知人やスターが一堂に会した結婚式でも、クォン・サンウは母親にあいさつをしながら感激のあまり涙を流し、式場をおごそかな雰囲気に包んだ。

 そうしてクォン・サンウはソン・テヨンと夢のような結婚式を挙げ、ソウル市江南区三成洞のマンションに新居を構えた。このように、毎日幸せな日々を過ごしているクォン・サンウは現在、3月14日に公開予定の映画『悲しみよりもっと悲しい物語』の撮影真っ最中。一方妊娠6カ月のソン・テヨンは、結婚前にクォン・サンウが買ったゴールドコーストにあるマンションと韓国を行き来しながら胎教を行っている。

 クォン・サンウは家長になってから初めての仕事である映画の撮影に、特別な覚悟で臨んでいる。ドラマ『大物』に出演することになっていたが制作が遅れ、映画『私の愛、私のそばに』も降板し、予定より復帰が遅くなったためだ。

 クォン・サンウは映画のミュージックビデオの制作発表会でも「神様が伴侶と2世を授けてくださいました。結婚前と今の覚悟は違います。また久しぶりの作品なので、かなり欲もあります。俳優として、以前のクォン・サンウと今のクォン・サンウはだいぶ違います。ファンの皆さんを失望させない演技をお見せしたいです」と語った。

 韓流スター、クォン・サンウのプレッシャーが大きくなった。クォン・サンウが出演する映画に、多くのファンの関心が集中しているだけでなく、彼を見つめる愛しい視線が一つ増えるからだ。3月、映画公開と同時に2世の誕生を控えているクォン・サンウに、暖かい春風に乗って吉報が届くことを願ってやまない。

取材=ペク・ウニョン記者
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