インタビュー:パパになるクォン・サンウのハニカミ告白(上)


 女優ソン・テヨンとの電撃結婚で話題を集めたクォン・サンウがもうじきパパになる。ソン・テヨンは現在妊娠6カ月。生まれてくる子どもの胎児名をルーキーと名付けたというクォン・サンウにとって、2世が誕生する2009年の意気込みは特別なものだろう。クォン・サンウに会って、直接話を聞いた。

 「胎児名は、新しくて新鮮な存在という意味の“ルーキー”と名付けました。まだ正式に決めてはいませんが、子どもが生まれたら胎児名から取って、“クォン・ルク”にしたいです(笑)」と口を開いたクォン・サンウ。

 「(妻の)お腹に手を当てて、ルーキーにたくさん話しかけています。テヨンは僕の悪口を言ったりして、僕はこれからちゃんとやるからね、と誓ったりしています。これから一家の家長になると思うと、肩の荷が重いです」と冗談混じりに話すクォン・サンウの声から、幸せがにじみ出ている。

 クォン・サンウは2008年12月17日、ソン・テヨンの妊娠説が報じられた後初めて、映画『悲しみよりもっと悲しい物語』のミュージックビデオ撮影が行われたソウル市銅雀区新大方洞のポラメ病院で、自分の心境や近況を打ち明けた。

 甘い新婚生活に浸っている新郎ではあるが、クォン・サンウに「結婚前の妊娠をなぜ否定したのか」という質問をしないわけにはいかなかった。クォン・サンウ&ソン・テヨン夫妻は当初、「できちゃった結婚」疑惑について、「事実ではない」と否定してきたからだ。しかし昨年9月に結婚式を挙げたソン・テヨンは、現在妊娠6カ月だ。

 「テヨンを心から大切に思い、愛しているから結婚を決めたのに、妊娠したから結婚したという誤解を招くかと思って言わなかったのです。一生を共にしても後悔しないと思い、結婚を急ぎました」

 一人の女性を妻に迎え、子どものパパになることを大手を振って喜べない韓流スター、クォン・サンウは、新年を迎え覚悟を新たにする前に、解かなければならない誤解が多かった。

◆愛しているからこそ隠した妊娠

 2008年9月28日、韓国だけでなくアジア全域のファンを驚かせたクォン・サンウ&ソン・テヨンの結婚。しかし人々は二人の結婚発表について、祝福より疑惑や否定的な目を向けた。

 二人はすでに昨年初め、芸能関係者らの間で熱愛説が持ち上がっていたが、ドラマや映画で一度も共演したことがなく、「カフェや街を親しげに歩く姿を見た」という目撃談もなかったため、彼らの交際を信じる人は多くなかった。

 そのため、二人はどのように会って、恋に落ちたのか、どのように結婚まで至ったのか、その詳細を知ることができなかったファンたちは、中間部分が省略されたまま、正解だけ書かれた数学の答案を見るように戸惑った。

 また、恋多きソン・テヨンの過去も物議を呼んだ。これまで、新しい恋を始めるたびに熱愛宣言をし、堂々と恋愛をしてきたソン・テヨン女に対して、人々が好意的に見ていなかったのは事実。特に2001年、音楽プロデューサーだったチュ・ヨンフン、俳優シン・ヒョンジュンとの三角関係スキャンダルは当時大きな話題を集め、ソン・テヨンはイメージに致命傷を負った。しかしソン・テヨンの過ぎ去った過去の痛みは、むしろクォン・サンウとの愛を実らせる決定的なきっかけとなった。

 2007年12月、芸能番組に出演し、出会いや別れによって経験した痛みを涙ながらに話すソン・テヨンを見たクォン・サンウは、「純粋な人だ」という印象を受け、好意を持ち始めた。

 クォン・サンウはその後、ドラマ『BAD LOVE』の撮影当時、共演者キム・ソンスとの食事会に偶然同席したソン・テヨンと初めて顔を合わせ、いつしか恋に落ちていた。

 クォン・サンウは結婚発表の記者会見でも、「小心者なので自分から連絡をする方ではないが、何日か悩んだあげく、彼女に連絡をして会おうと言った」と語った。

取材=ペク・ウニョン記者
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