【インタビュー】『テロワール』高木りなに聞く(下)


◆「『花より男子』を見た瞬間、“あ、同じだ”と思った」

 高木りなは、『花より男子』(KBS第2テレビ)、『スターの恋人』(SBS)、『彼らが住む世界』(KBS第2)などの再放送を見たという。その印象を次のように語った。

 「『花より男子』を韓国で見たが、見た瞬間、“あ、同じだ”と思った。登場人物やストーリーの展開が日本版とまったく同じだった。チェ・ジウが出演している『スターの恋人』も少し見たが、SMAPの草なぎ剛が出演した『スタアの恋』とタイトルもストーリーも似ていた」

 高木りなは韓国語が予想以上に流ちょうだったが、理解できなかったり、慎重な表現が求められる場合には通訳の力を借りた。10年前から韓国語の勉強を始め、韓国の語学学校にも通ったが、まだまだ韓国語でのやり取りは難しそうだった。

「わたしの韓国語の実力は、100点満点中20点くらいですよ(笑)。特に(日本語の)ら行に当たる子音で終わる発音は難しい。また、日本にはない母音の発音や、平音と激音、濃音の発音も難しい。ドラマの撮影に臨んでいて、もっと韓国語を一生懸命勉強しなければいけないと思った。ドラマを見ていると、“もうちょっと上手く出来たのに、もったいない”と思う」



◆「韓国の女優、キム・ヘスクのことを思い出すと心が痛む」

 高木りなは韓国の俳優の中でも、ソン・ガンホとキム・ヘスクが非常に印象に残っているという。

 「映画『良い奴、悪い奴、変な奴』で初めてソン・ガンホを見た。キャラクター自体がかなり独特だったのが印象深い。また、キム・ヘスクのことを思い出すと心が痛む。『冬のソナタ』などで母親役を演じているのを見たが、彼女の演技を見ていると涙が出てくる」

 高木りなは『テロワール』への出演だけでなく、最近は外資系のS銀行のコマーシャルに出演するなど、韓国での本格的な活動を展開している。

 「韓国と日本ではいろいろなシステムの違いや言葉の壁もあり、短い期間で両国の俳優たちが相手国のテレビに出るというのは難しいが、一つ一つ、少しずつでも交流を積み重ねていくことが大事だと思う。

一生懸命やっていくので、暖かく見守っていただければと思う」

ムン・ワンシク記者
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