「事前制作ではなく、1週間に2話も放送する韓国のドラマを見て驚いた」
最近、SBS月火ドラマ『テロワール』(ファン・ソング脚本、キム・ヨンミン演出)に、見慣れない女性が登場した。日本の女優、高木りな(29)だ。
高木りなはレストラン『テロワール』をつぶすため、ヤン代表(ソン・スンハン)が日本から呼んだ人物を演じており、視聴者の予想を超えるほど流ちょうな韓国語を駆使し注目を集めている。
18日午後、ソウル市東大門区回基洞の慶煕大ホテル観光学部で、『テロワール』の撮影の合間に高木りなへのインタビューを試みた。
◆韓国ドラマの第1印象は?
高木りなにとって、韓国ドラマの第1印象はどんなものだったのだろうか。
この質問に対し、高木りなは「韓国ドラマを日本のテレビで見るのは容易ではない。最近、日本で韓国ドラマを見るためにはレンタルビデオ店に行かなければならなくなった」と答えた。
では、韓国へ来てその目で見、じかに体験した韓国ドラマの印象はどんなものだろうか。その問いに対し高木りなは「驚きだった」と表現した。
「1週間に2話も放送する韓国のドラマを見て驚いた。日本では前もって収録し、撮影中であっても1週間に1回は必ず休む。放送も1週間に1話で、韓国に比べてかなり楽だ。制作に関するスケジュールを考えれば、日本のドラマよりも映画に近い」
また、韓国のドラマにも驚いたが、韓国の俳優たちにもまた驚いた様子だった。
「韓国の俳優たちは、1週間に2話分の撮影に臨みながらも、台本を受け取るたびにすぐに覚えて演技する。わたしの場合、台本を受け取った後に発音のチェックもしなければならないため、台本を受け取ってからすぐに撮影に臨むのはちょっと大変だ」
では、高木りなは韓国ドラマについてどう思っているのだろうか。
「日本ではバラエティー番組の人気が高いため、最近はドラマの視聴率があまり良くない。『花より男子』のようなドラマは視聴率が高いが、ほかはそうでもない。あと、韓国のドラマが日本と違うところとして、再放送までの期間がかなり短いということもある。日本の場合、通常は放送終了から6カ月以上たって再放送する」