チョ・インソン、チュ・ジンモ主演の映画『霜花店』が、旧正月連休中に350万人の観客動員数を記録し、損益分岐点を上回る見通しとなった。
映画振興委員会の映画館入場券販売オンラインシステムの集計によると、『霜花店』は今月25日までに、全国で333万9892人の観客動員数を記録した。旧正月連休中には観客動員数が1日平均7‐8万人に上ることを考慮すれば、350万人を突破するのは確実視されている。
『霜花店』の制作費は80億ウォン(約5億1300万円)に上る。損益分岐点となる観客動員数は、海外向け輸出売り上げを考慮すれば350万人程度となる。
『霜花店』は青少年の観覧が許可されなかった上、ランニング・タイムが長く、1日に上映できる回数がほかの映画に比べ短いため、損益分岐点を超えられないのではないか、と予想されていた。だが、チョ・インソン、チュ・ジンモとソン・ジヒョの三角関係やハイレベルなベッドシーンで注目を集め、今月の映画界で最もホットな話題となった。
『霜花店』のこうした好調ぶりは、口コミやライバルの不在によるところが大きいとされている。
『霜花店』の関係者は「『霜花店』が公開された当時は、あまりにも突飛な内容のため、懸念する方々もいた。しかし、1月に公開された映画で、話題になった作品がほかになく、さらに時がたつに連れて口コミで評判が広がった」との見方を示した。