K-POP界はマルチカラーで「花ざかり」


 新年のK-POP界の話題はダンゼン少女時代だ。

 1年ぶりに新曲を出した少女時代は、まぶしい魅力を放ち、ファンの声援を一身に浴びている。

 では、見事に復活した少女時代の魅力とは一体何だろうか。1年ぶりの新曲や振り付け、そしてメンバーのユナとテヨンのソロ活動成功などが挙げられるが、ファッションをマルチカラーでキメた彼女たちのチャンレンジも一役買っているといえるだろう。9人の少女が作り上げるマルチカラーは、世間に注目されている。

 単色と違い、虹の色を連想させる原色のカラフルな色づかいは、寒さ厳しい冬に景気低迷でつらい思いをしている人々に、何となくだが希望をもたらしてくれる。

 マルチカラーでアピールしているのは少女時代だけではない。最近人気急上昇中のKaraもマルチカラー・ルックで注目を浴びている。メンバーを一新し、新たに5人組として生まれ変わったKaraは、これまでとは違ったファッションやパワフルな曲を引っさげ、最近の歌番組で相次ぎトップ5入りしている。

 K-POP界のマルチカラー・ブームは、すでに昨年から、いくつかの女性アイドル・グループで始まっていた。『どうして』が大ヒットしたBrown Eyed Girlsは、マルチカラー・ファッションで一気にK-POP界のトップ・グループに駆け上がった。

 このようにK-POP界でマルチカラーが脚光を浴びているのはなぜだろうか。

 第一に挙げられているのは、不況との関係だ。

 不況時は、強烈な原色が大衆の心を引きつけると言われている。最近急浮上しているマルチカラーのほとんどが原色づかいになっていることからも、それが分かる。

 また、ポップスは鑑賞用でなく消費向けだという点も一役買っている。

 事実、どんなアイテムであろうと、トレンドを無視すればヒットは難しい。自分の個性を表現しようという若者たちの欲求とトレンドが一致し、マルチカラーは自然と大きな流行を成すようになった。

 専門家らは「不景気であればあるほど、人々は暗い歌よりも何か新しい刺激のある歌を求める。結局、音楽だけで勝負するのに限界を感じた歌手たちが、大胆な色づかいで勝負に出たということ」と分析している。

ユン・ギョンチョル客員記者
(OBS京仁テレビ『独特な芸能ニュース』『ユンPDのザ・インタビュー』プロデューサー )

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