故意に兵役を回避したとして韓国入国を拒否されている歌手ユ・スンジュンが、韓国人男性の義務としての兵役ではなく、米国市民権を選んだ理由について告白した。
ユ・スンジュンは女性朝鮮2月号とのインタビューで、「故意に兵役を回避するつもりはなかった。むしろ、軍隊に行きたかった」と語った。そして、「当時、多額の契約金で契約を結んだ芸能事務所の引き留めと、両親が市民権取得を勧めたことから、米国市民権を取ることにした」と説明した。
当時の状況について、「年齢も考え方もとても幼かった。何も知らなかったため、あんな選択をしてしまった」と吐露。「今、韓国では、僕と同じように韓国国籍を放棄し、外国籍で活動するタレントもいるし、アスリートもいるのに、僕は入国さえできない。妻と息子を連れて韓国に行くこともできない。入国禁止の理由はオサマ・ビン・ラディンと同じだ」と悔しさをにじませた。
だが、「僕が韓国で総スカンを食った理由は分かっている。最大の目標はワールドスターになることではなく、韓国に戻って国民の皆さんに許しを請うこと」とも話している。
ユ・スンジュンは2002年2月、入隊3カ月前に韓国国籍を放棄し、米国市民権を取得、その後7年間入国が許されていない。ユ・スンジュンはジャッキー・チェンのエンターテインメント企業JCグループと契約を結び、中国で芸能活動を再開して3年になる。