スリル満点、北漢江をワイヤーで渡る

 春川の南怡島に新たなアクティビティーが登場する。川の上をワイヤーで結び、歯車を利用し滑り降りるという、スピード感あふれスリル満点のエクストリームスポーツ施設が誕生するのだ。

 京畿道と加平郡、(株)南怡島は13日、加平郡のチャラ島で「加平ジップ・ワイヤー」設置に関する投資協約を17日に締結すると発表した。ジップ・ワイヤーとは、渓谷の両端などを長い鉄製のワイヤーで結び、歯車を利用し滑降するスポーツの一つで、ジップ・ラインまたはジップ・トラックとも呼ばれる。

 このジップ・ワイヤーは加平郡達田にある南怡島の船着場を出発、南怡島(820メートル)とチャラ島(640メートル)の2路線が設置される。どちらとも船着場の高い地点から出発し、北漢江を渡った後、島の低い地点に降りる片道区間だ。そのため南怡島の船着場近くに20階建ての高さ(約60メートル)のタワー(出発地点)が建てられ、二つの島にはそれぞれ高さ3-4メートルの到着地点が設置される。工事は2月から始まり、8月の竣工を目標にしている。

 1回の利用料は南怡島から陸地に戻る旅客船の運賃を含め2万-3万ウォン(約1300-1900円)を検討している。現在、船着場からは南怡島行きの船便だけが運航されており、チャラ島へは京春線の加平駅から陸路で行けるようになっている。加平郡は南怡島-チャラ島間1.2キロを南北に結ぶ船便も今年夏に新設、南怡島の風景やチャラ島の国際キャンピング施設をまとめた観光プログラムも検討しているという(写真提供=加平郡)。

ソン・ジョンミン記者
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