SBS、『自鳴鼓』と『カインとアベル』で勝負


 「スター」と「ワイン」というソフト路線で勝負を賭けたSBSだが、2月には剣とメスで勝負する。

 SBSは2月第3週から月火ドラマで時代劇『自鳴鼓』を、水木ドラマで医療界が舞台の『カインとアベル』をスタートさせる。

 女性時代劇アクション『自鳴鼓』は、ヒロイン自鳴姫役のチョン・リョウォンと、楽浪姫役のパク・ミニョンの「剣対決」が早くも話題だ。

 チョン・リョウォンとパク・ミニョンは15日、江原道束草で「自鳴鼓閣」シーンの撮影現場を公開。重いよろいを身に着け、それぞれ重さ3キロを超える真剣を手に決闘を演じた。

 チョン・リョウォンは「剣がないと手が寂しい感じ。退屈で、剣が懐かしいような、なくてはならないような気がする。周りの皆さんも“最初はぎこちなかったけど、今はしっくり来る”って」と、剣客の素質をのぞかせた。

 女優たちが剣を手にする一方で、男優たちはメスを手にする。

 『カインとアベル』の主人公は、『自鳴鼓』の剣に比べればはるかに小さいが、鋭さでは勝るメスを持つ。

 ソ・ジソブとシン・ヒョンジュンが主演する『カインとアベル』は、外科医たちの愛と成功を描くドラマ。二人は役作りのため早くから「研修」に打ち込んでいる。昨年11月からソウル市九老区にある高麗大学付属九老病院を訪れ、実習教育を受けているのだ。医療界の「剣客」外科医を演じるため、メスの扱い方はもちろん、実際の手術室で医学部の現職教授から指導を受けた。

 ソ・ジソブは手術シーンを撮影するとき、現職医師にもひけを取らないメスさばきを見せ、指導した教授も感心したとか。

 美しい「スター」でも、香り高い「ワイン」でも視聴者のハートをつかめなかったSBSの平日ドラマが、2月からは女優の剣と男優のメスで真剣勝負に出る。

ムン・ワンシク記者
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